「オフ」があっての「オン」!

2012年5月8日 ドラマ制作,放送技術科,放送芸術科

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 さて、前回に続き「ドラマ制作」の編集作業ですけれど、部屋の雰囲気がガラリと変わりましたよね。
 こちらは、「オンラインルーム」。別名「仮編集」と言われるオフライン編集を終えた後は、「本編集」であるオンライン編集の作業です。
 
 前回のオフライン編集は、画質を下げた状態で行う仮(簡易)編集。これを行う理由や目的はいろいろ沢山ありますが、まずは映像を繫いでみて全体的なイメージを掴むこともその1つですし、あらかじめ仮編集を行っておいて、本編集での作業効率を上げて可能な限り短時間で終了させる・・・などの目的もあるのですよね。

 上にも書きましたが、画質を下げてのオフライン編集に対して、こちらのオンライン編集は、本来の完成(放送)画質での作業。
 オフライン編集によって得られた編集データを基に、テープを実際に走行操作させていく方式でしてね、前回のノンリニア編集に対して、「リニア編集」と呼びます。
 
 この編集作業も、エディターを担当する放送技術科の学生と、ディレクターやスクリプター(記録)のそれぞれを担当する放送芸術科の学生が、真剣に作業を進めます。
 まあ、当然と言えば当然なのかも知れませんけれど、入学するまでは、「編集」に関しては詳しい知識をほとんど持たない状態。それが1年と半年も過ぎると、観察しているこちらが「頼もしいな!」と思うくらい、上達するのですね。
 こうして、学生同士、色々と切磋琢磨をしながら、無事に映像編集を終えました。