はい・・・、ということで、答えは、③の、いわゆる「ひきボケ」の調整でした。
ただしく表現すれば、「ひきボケ」にならないように調整すること、でしてね、通常、被写体にフォーカスを合わせると、レンズとの距離が変わらない限り、どこのズームのポジションでもボケは生じないのですが、「ひきボケ」となると、レンズをズームアウトさせるにつれて、しだいにボケが生じ、ワイド端(ドン引き:最広角)でボケが最大になってしまうのです。
従って、そうならぬように、カメラ側に最も近いレンズを動かして、調整する、というもの。
「バックフォーカス(フランジバック)の調整」と言います。
2枚目の写真、大型レンズのバックフォーカス調整ネジ。3枚目の写真、ポータブルレンズの調整ネジ(リング)。
やはり共に、カメラ本体の近くにあるのが、お解りいただけると思います。
学生全員が、2〜3回、繰り返し、バックフォーカス調整の練習。
華麗な巧みなレンズ操作よりも前に、まずは、この基本動作の徹底が、求められるからなのです。