「夜の暗さ」を照明で

2012年1月13日 実習風景,照明クリエイティブ科

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 普段、目にしている光。まあこれは、必然的な情景なので、特に意識して観ることは少ないのですが、ただ、それを忠実に再現しようとすると、これがナカナカ難しい。奥が深いのですね。
 しかも、前回もお伝えしたように、人の見た目と、テレビカメラを通しての見え方は違いますから、「リアルな表現」を達成するには、デリケートな作り込みが必要になる、というわけです。
 
 カポックを使って、柔らかい照明について勉強した後は、「夜の光景」。
 灯体にブルー系の色温度変換フィルターを取り付けている様子。1枚目の写真です。
 これはちょうど、ドラマセット外側のベランダの方向からの灯体でして、つまり屋外からの夜の光という設定。
 2枚目の写真をご覧いただくと解ると思いますが、「月明かり」ですね。
 コンパクトデジカメの画像ですから、少し明るめになっていますが、テレビカメラで撮影すると、自然な仕上がり。
 
 そして、ソファに、光を薄く載せると、さらに違う雰囲気に。生活感が強まって、また一段とリアルですよね。