2013年9月 のアーカイブ

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今回の1枚目の写真。これは「サマーソニック 2013」の会場である幕張メッセ内の、ある場所。
テレビ放送用や収録用の、テレビ中継車や音声中継車が並んでいる、バックヤード。
そこにスタッフTシャツを着た学生と職員3人が、ちょっぴり楽しそうに歩いていて・・・。
 
なぜこの場所を歩いているのかというと、下の上段2枚の写真。
担当するステージ全スタッフ分のお弁当を受け取りに行っている最中なのです。
そして、下段の2枚の写真は、また別の作業。
いずれも、本校放送技術科・放送音響科の学生達。
次の本番(催事)での多客に備えて、ベンチシートを撤去している様子。
次との幕間は、わずか15分。お客様が入る時間を考慮すると、許容時間は3分程度の、作業は急ピッチ。
 
このように、技術の仕事だけでなく、関わる様々な仕事に取組むのも大事。今だからできる経験ですよね。
「できる事は、なんでもこなす!」・・・大切な精神だと思います。

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断続的に紹介している「サマーソニック2013」。
実際には、8月の中旬に開催されたものです。
 
開催中の2日間に行われる本番は、10回。
2年生の学生を中心に、シフトを組んで交代でスタッフを担当するわけです。
 
それでは、本番中のステージ側、カメラマンの学生の姿をご覧いただきましょう。
写真は私だけでなく、学生2名が撮影してくれたものが含まれています。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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「位置決め(場当たり)」が終わって、サブコントロールルームで技術打合せ。
その裏では、様々な作業が同時進行でして、まず上段の3枚の写真は、スタッフルームの様子。
改めてスケジュールを確認したり、番組内で使用する制作グッズを準備したり・・・。
そのグッズの1つが、中段中央と右の写真。
グループ違いの別のスタッフですが、出演者に残り時間を出したり、様々な指示を出すための「カンペ」。
数人が役割についているフロアーディレクター同士で打合せしながら、協力して準備を進めます。
 
また、既に行われている「位置決め」によって確定した出演者の位置や動きなどを
関わるスタッフで確認中。下段3枚などの写真。
一人が知っていれば何とかなる、という事も、完全なる不事実ではないですけれど
スタッフお互いが情報共有して、互いの仕事同士を重ね合わせるように
オーバーラップして仕事を進める。
これがミスを減らしたり、効率を向上させたり、より良い作品にしたりすることに、繋がるのです。

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前日の美術セットの建て込み、次いで本番当日朝の照明仕込み
そしてその後行われるのは、朝の挨拶。前期に行われた実習授業「番組制作演習」です。
上段3枚の写真のそれぞれ。
現場では、スタッフが一同に介しての「朝の挨拶」は実施していませんが
学校での実習ですからね、意思の統一を計ったり、全員で決起するためにも、あえてなのです。
 
その後は、「位置決め・場当たり」。中段3枚の写真。
番組の大まかな流れを、部分的には綿密な内容を確認しながら
出演者の位置や動きなどを、各スタッフが参加して、ディレクターが主導するのです。
 
それが終わると、映像や音声・照明などの各スタッフが参加しての、「技術打合せ」。
こちらもディレクターが中心となって、台本を用いながら、番組の流れの詳細を説明。
もちろん、一方的に話をするのではなくて
各スタッフからの質問に応えたり、提案し合ったりして、内容を詰めていくわけです。
下段3枚の写真。中央の写真がこの日のディレクターです。

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実は、2日間にかけて、じっくり行ったのですけれどね。
すべてのオーディションが終わった後は、関わった学生全員が参加してのミーティング。
学生それぞれがメモしていた資料を元に
オーディション時に撮影させていただいた写真を見させていただきました。
あえて話し合ったりせず、個人の印象そのままに、多数決。
オーディションに参加してくださった方々全員
言わずもがな、演技力も熱意も相当なものでしたが、その中で!特に!という思慮があって
恐縮の気持ちを抱きつつ、苦渋の選択をさせていただいたわけです。
 
その多数決を持って、プロデューサー・ディレクター・担当職員の少人数で、再吟味。
もっとも重要なディレクターの意向や、全体的なバランスなども十分に考慮して
票が多かった方々の中で、検討そして検討をさせていただき
真剣に決定させていただきました。
オーディションに参加してくださり、誠にありがとうございました。

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9月上旬のクランクイン(撮影開始)まで、ほぼ1ヶ月前となった時期
学校では、出演していただく方々を決める「オーディション」を実施。
タレント事務所数社にそれぞれ所属されている20名を超える方々が
お忙しい中、オーディションに参加してくださいました。ありがとうございました。
 
オーディションでは、配役毎に台詞を読んでいただいたり
実際のストーリーの一部分を演技していただいたり・・・。
学生という立場で、プロの俳優の方々を選出して決めるというのは
大変恐縮する、申し訳ないという一面もあるだろうと思うわけですが、そこはあくまで授業。
ただ、自分達のより良い作品創りのためには、必要な事ですからね。
とにかく、何事も経験が大切なのです。
「ドラマ制作 2013」です。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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「サマーソニック 2013」
続いて今回の写真は、音声調整卓の様子を中心に。
学生中心の、学生のためではありますけれど
それぞれのスタッフ、学生だけに任せておくのではなくて
部分的に職員も、しっかりと担当をやり遂げます! (笑)
上段は、放送音響科の職員が、本番中の音声のミキシングを行っている様子。
 
そして、中段の写真。
今度は、今年の4月に入学した1年生に、担当職員が指導をしている様子。
本番中ではありませんが、言わずもがな、実践形式の本格的な授業の最中。
目的を学び、手段を経験する。勉強になること、多いでしょうね。