‘HD化’ カテゴリーのアーカイブ

HDW-S280

2010年5月18日 HD化,HD機材設備


  
 
 
SONY株式会社製
HDCAM レコーダー
HDW-S280 (VTR2)
 
 
 
  
テープメディアのレコーダーとしては、特に日本ではもっともポピュラーなHDTV用の機器。SONYが開発した「HDCAM」フォーマットのVTR。「HDCAM」フォーマットの他、従来の「アナログベータカム/SP」フォーマットの、再生互換も持っている。
「PDW-XD1500」同様、AC100Vの他、DC12Vやバッテリーでの運用ができる。また、今回、可搬型の設置により、スタジオ外での実習授業でも使用可能。ドラマのロケーション等でも、その威力を発揮する。

PDW-XD1500

2010年5月16日 HD化,HD機材設備


 
 
  
SONY株式会社製
XDCAM HD422 レコーダー
PDW-XD1500 (VTR1)
  
 

 
 
従来のテープメディアではなく、ディスクメディア(プロフェッショナルディスク)とその技術を利用した、テープレスレコーディングシステム。フルHDTV規格の信号を、記録再生。いわゆる「ランダムアクセス」や、高速ファイル転送が可能。ノンリニア編集システムにも、シームレスに対応する。
AC100Vの他、DC12Vやバッテリーでの運用ができる。また、今回、可搬型の設置により、スタジオ外での実習授業でも使用可能。

(Q12)の答え

2010年5月14日 クイズ



 Q12の答え。
 正解は、(D)の送り返し映像機能のスイッチ、でした。

 テレビスタジオ等で、2台以上のカメラを切り替えて、必要な映像を選択しながら番組を製作する場合、カメラマンは、自分が撮影している映像の他に、「今、どのカメラが選択されているのか」「どんな映像が放送(収録)されているのか」を確認する必要があります。同じ被写体を撮影しても、同じようなサイズやアングルで撮影しても、切り替えても意味がない。つまり、無駄なカメラワークになり、勿体のないカメラワークになってしまいます。
 特に、たとえば、対談番組で出演者が大勢の場合など、カメラマンは、次々と、必要な出演者を撮影していかなければならない。出演者の人数分、テレビカメラが存在しないからです。そんな時に、「もし、同じ人を同じサイズで撮影していたら」、カメラの切り替えが成立しませんね。
 こういう時に、カメラマンは、この「リターン(送り返し)スイッチ」を押して、放送(収録)されている映像を確認し、「だぶらない」ように、撮影をする、というわけです。
 
 放送(収録)されている映像の他、特定の任意のカメラの映像を送り返してあげることもできますし、ビデオスイッチャー2式で切り替える場合(バラエティ番組の収録に多い)の2式目の切り替え映像を送り返すこと等もできます。
 
 いずれにしても、カメラマンにとっては、生命線のようなものなので、欠かせない機能でありスイッチです。したがって、スイッチは先日の位置の他に、カメラマンが右手でフォーカス操作をする部分(写真上)や、左手でズーム操作する部分(写真下)にもあります。常に、すぐに、ボタンを押して切り替える必要があるからです。

AM-3800

2010年5月11日 HD機材設備


 

 
アストロデザイン株式会社製
オーディオモニター
AM-3800
 
  

 
 
HD-SDI等のデジタル信号から、重畳されているエンベデットオーディオ信号を取り出し、スピーカーに出力する、デジタルオーディオモニター。
液晶ディスプレイ部があり、そこに8種類のオーディオレベルメーターを表示できる。
今回は、VTR4式の入力音声や収録音声を確認するための、オーディオチェックモニターとして導入。
写真下部にある、「BKS-R3219A」によって、任意のVTR音声の切り替えを行う。 

VT-70P

2010年5月10日 HD機材設備

 
  
 
ビデオトロン株式会社
ビデオタイマーVT-70A用
コントロールパネル
VT-70P
 
 
  
 
ビデオラックに設置されている、同社製Vbus-70B(70シリーズモジュールの筐体)内のビデオタイマーボードをコントロールするリモートパネル。時計表示機能の他、ビデオタイマーや残時間表示も可能。
本校では、「生放送」設定の実習授業において、威力を発揮。左上に時間(リアルタイム)を表示させ、本番中の時間を把握するための機器。

BKS-R3219A(VTR)

2010年5月9日 HD機材設備


 
 
 
SONY株式会社製
ユニバーサルコントロールパネル
BKS-R3219A (VTR)

 
 
 

インテグレーテッドルーティングシステム「IXS-6700」を制御する、32ボタンコントロールパネル。マルチディスプレイコントロールパネル「BKS-R1617A」のような、パネル上でのアサインコントロール機能を持たない。
VTRモニター「LM-3108」と、写真上のオーディオモニターのソース切替用の機器。 

LM-3108(VTR)

2010年5月8日 HD機材設備


 
  
アストロデザイン株式会社製
マルチフォーマット液晶モニター
LM-3108(VTR)
 
 
 
 
 
VTRラック部分に設置されている、8.4インチの液晶ディスプレイ。
VTR4式からの出力信号を、任意に切り替えて表示させるための機器。


 さあ、久しぶりのクイズ、第12問目です。

 写真は、スタンダードカメラ「HDC-1000R」、カメラマン側にあたる、ビューファインダの下方にあるスイッチ。
 2つ並んでいて、それぞれ、「RET1」「RET2」と書かれています。実は、このボタンはここだけでなく、他2箇所に装備されているのです。もちろん、HDTVのカメラだから、ということでなく、従来のテレビカメラにも装備されていました。

 さて、ここで問題。
 この「RET(リターン)」とは、いったいどんな機能のためのものでしょうか。下の選択肢から正しいものを、選んでみましょう。

(A) 何を撮影したのか、いつでもすぐに解って便利。撮影した映像を逆転再生してくれる機能
(B) カメラを動かし過ぎても大丈夫。あらかじめセットしたカメラの位置に返してくれる機能
(C) ビューファインダ内蔵のカメラで、「自分撮り」や後方スタッフを撮影してくれる、逆方向撮影機能
(D) 放送(収録)されている映像や、他のカメラの映像等をCCU側から返してくれる、送り返し映像機能

CCUの裏側

2010年5月6日 HD化,HD機材設備


「機材の裏側」、今回はCCU(カメラコントロールユニット)の「HDCU-1000」です。 
 今までも、紹介していますが、CCUとは、カメラケーブルを介して、テレビカメラ本体の反対側に位置する、カメラを制御する機器。テレビスタジオのサブコントロールルームならでは、という機器でもあります。
 ただ、あのテレビカメラを操る機器としては、それほど、多くのケーブルが結線されているわけではありません。
 
 写真の右側、緑色のやや太いケーブルが、かの有名なカメラケーブル。その隣の黒色のケーブルが、カメラの制御状況を表示させるための信号線。さらに隣の黄色のケーブルが、ゲンロック(ブラックバースト)信号、その下の白色のケーブルが、「RCP-921」へのリモートケーブル。写真左の紫色のケーブルが、RET信号線(次回のクイズで紹介)、一番左の僅かに写っているケーブルが、HD-SDI(カメラからの出力信号線)です。写真以外にも、数本結線されています。

株式会社 コンドーブロードキャスト製
VTRリモートコントローラー
RM-190A
(写真右)

武蔵株式会社製
マルチディバイスコントローラー
MDC-50Ab
(写真左)

VTRの再生・録画/停止等を遠隔制御する、リモートコントローラー。
制作卓のTK(タイムキーパー)のスタッフが座る前の部分に設置。TKが番組中再生VTRを、いわゆる「CUE UP(頭出し)」を行い、再生スタート(スットプ)動作を行うための機器。

MS-702

2010年5月2日 HD化,HD機材設備


 
 
HM Electronics社製
(元Clear-Com社製)
クリアーカム メインステーション
MS-702
 
 
 

スピーカステーション10台または、ベルトパックステーション40台と接続可能な、クリアーカム主装置。
 
今回のシステムでは、「Eclipse-PiCo」デジタルマトリクスインターカムシステムとは独立させ、中継実習授業時、スタジオ外との連絡用通話機(通称テレコール)として使用。

Eclipse-PiCo

2010年5月1日 HD化,HD機材設備


 
 
HM Electronics社製
(元Clear-Com社製)
クリアーカム デジタルマトリクスインターカム
メインフレーム
Eclipse-PiCo
 
 
 
本体背面に、36個のRJ-45(LAN)コネクタポートを装備。クリアーカムシステムのレバーキーパネル「V12LD」等からの指示信号を受けて、入出力のコントロールをする、マトリクスユニット。合計8式のレバーキーパネルは、すべてこのユニットに結線されている。
 
 
 

BKS-R3220(TD)

2010年4月30日 HD機材設備


  
 
SONY社製 X-Yコントロールパネル
BKS-R3220(制作卓TD付近)
(写真下方の機器)
 
 
 

インテグレーテッドルーティングスイッチャー「IXS-6700」の、リモートコントロール機能を持つ機器。ルーティングスイッチャー内の、各出力ポートに、入力信号を割り付ける。
スポーツ競技の「トーナメント表」のように、縦方向に、IXS-6700に入力される信号の名称、横方向に出力先(出口)名称を羅列して、割り当てる必要がある部分に、「●」をつける、というようなイメージ。ゆえに、「X-Y(関数グラフの横軸と縦軸)」という名称になっている。

ID:17
<モニターウォール内各ピクチャーモニター割当他> 
前面のモニターウォール内ピクチャーモニターに出力されるソースとソース名を、変更できる。
その他、「IXS-6700」からの出力信号を受けるすべての機器への信号制御を行う。

  

 SONY社製
マルチディスプレイコントロールユニット
BKS-R1617A
(制作卓TD部分の1式)

 
  
  

 すべての映像(信号)ソースが入力されている、インテグレーテッドルーティングスイッチャ(IXS-6700)のリモートコントロールパネル。特定の出力先に、任意のソースを割り当てる機能をもつ、ビデオスイッチャーの一種。ディスプレイ中の各ソース(名称)は、各々のパネル(各ID)毎に、個別に設定できる。  
  
  

ID:18 
<制作卓TDピクチャモニター用>
向かって直上に設置されているTDピクチャモニターの映像ソースを、16つのボタンで選択する。ディストネーション(割当先選択)機能を設定しない。
各ボタンに割り付けているソース(表示されるソース)は、左上のアサインボタンと左のダイヤルで、変更可能。