‘放送技術科’ カテゴリーのアーカイブ


 写真は、放送技術科1年生の実習授業の模様。
 放送技術科の学生、カメラマン志望として就職しても、仕事の道具としては、写真の「ビデオカメラ」は、どちらかというとあまり使うことはありません。しかし、あえて、使っている。なぜならば、この実習授業の主旨は、まず、「作品を作る、ということ」「撮影する、ということ」「チームワークの重要さ」これらを経験し学ぶこと、だからです。
 プロが使用する、高価なテレビカメラの使用方法の勉強などは他の授業に任せて、この実習授業では、それらの主旨を中心に、そして、重点的に学ぶ、というわけです。


 特にクイズというわけでもないのですが、昨日の写真の、「みんな壁に向かって・・・」の正解は、ロープの結び方実習というか、その練習最中でした。
 「南京結び」という、ロープの技法。「荷物縛り」という場合もあって、昔は、トラックの荷台の荷物を固定するのによく使っていたそうです。
 1本のロープで、まず、引っかけを作り、出来た輪にロープを引き込んで、それをいわば「滑車」として利用する結び方。滑車構造によって、ロープの両端に対して引き合う力が強まるので、物をしっかりと固定することができます。
 
 番組制作実習では、中継用のパラボラアンテナを屋上に仮設し、中継先との電波伝搬を行うのですが、そのパラボラアンテナを固定するのに、ロープワークが必要になる、というわけです。


 2年生、全学科による合同実習授業「番組制作実習」、放送技術科の授業風景の1コマ。
 学生が全員、スタジオフロアの壁に向かって何かをしています。本格的な番組製作に入る前の、準備の段階。
 前にもお伝えしましたが、学科によって、その象徴となるような準備的内容になっているわけです。
 
 写真の学生達も、実習を行うのに欠かせない事をしているのですが、さあ果たして、いったい何をしているのでしょうか。


 昨日に続いて、番組制作実習のガイダンスの模様。今日は、「放送技術科」編です。
 この授業、番組のフォーマットの中に、中継部分もあります。
 実際の現場では、中継というと、大抵、専用のテレビ中継車で番組製作をしますが、中継車はいわば「動くサブコントロールルーム」なので、機器の配置やその間の配線はしない。まあ、しなくても良いように設計されているわけです。
 しかし、学校の授業となると、それだと勉強できる内容が若干限られてしまう。そのために、この授業では、中継先に必要な映像・音声機器も、学生が配置し配線する、というふうにしています。 
 この写真は、ちょうど、その勉強中の模様。基本的には学生がやる、ということで、皆さん、熱心に勉強していますね。


 昨日の火曜日と今日水曜日は、2年生の実習授業「番組制作実習」のガイダンス。
 この授業は、東放学園専門学校の「放送芸術科」「放送技術科」「放送音響科」「照明クリエイティブ科」「演出デザイン科(1年生はテレビ美術科)」に加えて、東放学園音響専門学校の「音響技術科」と、なんと、6学科2校の合同授業です。授業の詳細は、今後お伝えします。

 写真は、東放学園音響専門学校の音響技術科に対するガイダンスの模様。カメラの電源も入れていたので、各所各アンルグのマルチ画面を、デジカメで再撮しました。サブコントロールとスタジオフロアに分かれて、説明を受けています。

姿勢や緊張感

2010年4月14日 放送技術科


 続いて、スイッチャーを取り囲んで、少しずつ触りだしている様子。もちろん、写真撮影用に作っているものではなく、ごく自然に近寄って操作しているわけです。新しい機材を目の前にした、学生の姿勢や緊張感が伝わってきますね。覚えたことが、実際の現場でそのまま生かせる、最新の設備ですし。


 今日は、2年生学校内学科全体での合同実習授業、「番組制作実習」がありました。ただ、しばらくは、学科ごとで、ガイダンスや、各機材の説明、授業の進め方や番組制作の説明などが、内容の中心。
 写真は、放送技術科の、サブコントロールルームでの、新しくなった機材の操作方法の説明の後、学生が実際に操作をしている様子です。

授業スタート

2010年4月12日 放送技術科


 さあ、今日から、2010年度の授業がスタート。今日から、新しい年度の本格的なスタートです。
 写真は、新しいテレビジョンBスタジオ・サブコントロールルームでの、初めての実習授業である放送技術科2年生「VE実習Ⅱ」。
 今日から早速、VE(ビデオエンジニア)周りの、新しくなった機材の説明。SONY製のまめカム「HXR-MC1」を使用して、小さいツマミや表示部を、撮影しながらの授業です。