‘放送技術科’ カテゴリーのアーカイブ
そして、「ベース」と呼ばれている部分。
一口に説明するのは、ちょっと大変なのですが
撮影された映像を調整・収録したり、収められた音を調整したり
それらをディレクターが確認しながら、各スタッフに指示を出し、演出をしていく・・
という部分・システムです。
一段目左の写真。右に置かれている各機材に向かっている学生。
一段目右の写真が、ディレクターとタイムキーパー(TK)の学生。放送芸術科の学生。
二段目左の写真は、映像ベース。映像モニターやVTRなどが置かれている部分。
放送技術科の、VE(ビデオエンジニア)を担当する学生。
二段目右の写真は、カメラ(レンズ)のアイリス(絞り)を制御している様子です。
下段左の写真は、音声ベースを脇から。放送音響科の音声担当。
右の写真同様、手の指の先には、収録される音量をコントロールするツマミがあるのです。
これに、10月6日に紹介した照明のスタッフが加わり、ベースの機能と作業が構成。
出演者の想いや、様々なスタッフの意気込み。
このような「気持ち」を「結晶化」させる
つまり、実際の「形」に変えていく、大切な部分なのです。
後期授業の開始。
前回が、「ソフトウエア」的実習授業だったのに対し、こちらは、「ハードウエア」。
まさに見るからに、ハードです(笑)。
放送技術科1年の、スタジオカメラ・ワークを中心とした内容。
けれどもしかし、ただ単純に、撮影テクニックのトレーニングだけではなくて、このようなトレーニングも。
上段左の写真。
スタジオカメラの足回りは、常に同じではなく、必要に応じてそれを変更することがありまして
クレーンカメラとして使用することもあれば
写真のように、より低い位置・アングルから撮影するための「ローアングルペデスタル(ローペデ)」に
載せ替えて使用することもあるのです。
・・・ということで、今回の内容は、そのトレーニング。
ただ、ヤミクモに載せ替えではなくて、重量物ですし、高価な精密機器ですからね
安全第一!!の手順・手段が必要。
数人で、持ち運ぶ方向や各人の役割などを、事前に軽く打合せ。 上段右の写真です。
安全に! 迅速に! 丁寧に! 確実に!
これはもう、何度も繰り返して、慣れる他ないわけですね。
みなさん、お解りいただけたでしょうか? 先日の、クイズ。
まず、上の左の写真が、スコップ作業完了後の地面。
右奥には、仮設のステージが見えていて、その手前には、幅1メートルで、掘られて平らにされた様子が。
右の写真、四角形の連続した枠のような物が敷かれ始めた状態。
そうですね、正解は、(C)の「移動撮影用レール台車のレールを敷くため、平らにしている」でした。
まあ、レールの上を走る電車をイメージしていただけると近いと思うのですが
車輪の下のレール。これは、ヤミクモにガムシャラに敷けば良い、ということではなくて
凹凸を無くし、傾斜が付かないようにしないといけない。
撮影した映像に、細かな振動が現れたり、映像自体が傾いたりしてしまうからですね。
そこで、砂利を取り除いて、大まかに水平をとって
レールを敷いて、さらに水平水準器を使って、さらに「平ら」にする必要があるのです。
そのために、木材の破片のように見える「くさび」を、レールの下に差し込んでいる
これが、下の左の写真。
ちょっと見づらいですけれど、枕木毎に、挟み込まれるように見えるのが、それです。
そして、台車を乗載しているのが、下の右の写真。
ほとんどの場合、専門業者の方によって、板を敷く等の手段によって平らにされますが
その苦労を知り、体感できるように、学生自らが、それに近い作業を行うのです。
スコップは、いったい!?
2012年10月8日 クイズ,実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
ちょっぴり、間が開いてしまいましたけれど
本学園の山中湖セミナーハウスを利用しての「野外ライブゼミ」。
本番当日の作業開始後、間もない時の様子。
スコップを持っているのは、放送技術科の学生です。
それでは、ここで、久しぶりのクイズ!
上下の写真、共に、いったい何のために、スコップを持って作業をしているのでしょう?
下記の四択から、お選びください。
A) 山中湖一周ウォーキングに次いで、腕力を強くするトレーニング
B) カメラケーブルを隠すための溝を掘っている
C) 移動撮影用レール台車のレールを敷くため、平らにしている
D) やはり健康が基本。富士山の麓だけあって、砂風呂の製作中
正解は、後日!
2日目の本番、各催事共に無事に終了。
お客様は、もちろん、終演と同時に帰られますが
その後から、本格的に始められるのが、撤収作業。上の上段の写真。
準備には相当な時間を必要としても、撤収はスバヤい!のは、どの仕事でも共通でしょうね。
そして、外光が注がれる久しぶりの写真は、翌日の本校校舎。
トラックで運搬された機材を、チェックをしながら機材室へ戻す、という作業。
そして、そして!!
リニューアル中の、本館校舎を背景に
この日の撤収作業に参加した、放送技術科の学生全員でパチリ!
(この日、参加できなかった学生さん、ごめんなさいです)
校舎でのスタンバイから含めて、通算6日間。
みんな、頑張りました!!
「サマソニ」での活躍!その3
2012年9月29日 学校の様々,放送技術科,照明クリエイティブ科
「サマソニ」での活躍!その2
2012年9月28日 実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
「サマソニ」での活躍!その1
2012年9月27日 実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
今日の1枚目の写真。
ステージ手前からお客様を撮影した様子。
もっぱら「音・楽」を中心とした、巨大夏フェスの「サマーソニック 2012」。
東放学園専門学校・東放学園音響専門学校が担当するこちらのステージにも
大変大勢のお客様が楽しみにいらしています。
前回9月15日以前に紹介したものも併せて
学生活躍の写真を中心に、数回に分けてご覧いただきましょう。
引き続き、「ドラマ制作 2012」ロケーションですけれど
まずは、上段左の写真。
ギターを持った、ヒロイン役出演者の左に立つのは
制作演出スタッフ「セカンドアシスタントディレクター」の学生です。
カメラや照明・音声の支障にならない限り
その合間を縫う様にして、日傘とウチワを手にして
大切な出演者の方に、気を遣う学生。
このような学生、いや、スタッフの不断の努力が
素敵な作品作りの礎(いしずえ)になるのです。
右の写真は、カメラリハーサルの前に
照明や音声のスタンバイをしている学生。
下段左の写真は、カメラと被写体の間に「カチンコ」を掲げる
「サードアシスタントディレクター」。
そして、いよいよ、撮影開始です。
唐突ですが!(笑)当ブログの左側にあるカテゴリーで「ドラマ制作」を選択いただくと
ドラマ制作を紹介した記事だけが抽出されて表示されますので
どうぞ、ご覧ください。
本年4月より、放送芸術科2年生を中心に、制作準備がスタートした「ドラマ制作 2012」。
8月に入り、放送技術科・放送音響科・照明クリエイティブ科の学生も加わり
収録本番に向けて、更なる高密な準備を進めて・・・
いよいよ、クランクイン!
上段の写真。まずは、朝6時30分過ぎの、本校校舎前。
マイクロバスと機材車に、それぞれ必要な物を積み込んでいる様子です。
下段の写真は、ロケ場所に到着後。
ディレクターや映像・音声ベースの準備中が左の写真。
ドライリハーサル(カメラ等を使用しないリハーサル)を行っているのが、右の写真。
各役割の代表者の学生を中心に、台本を手に持ち
役者のお芝居を、細かく観察している様子です。
180度変われば・・・
2012年9月24日 実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
朝食後は、早速、この日の作業開始。
この日と言っても、夜が本番ですからね、3日前に山中湖入りをして、準備に勤しんできた照明クリエイティブ科は、大詰めの日。
ステージでは、出演者によるリハーサルの開始。
5組の歌手が、順番に踊りや歌声を披露していくのですけれど、実は出演者は、照明クリエイティブ科の学生でして、スタッフも担当し、明かり創りもして、出演者も担当する、文字通りの実践式授業なのでございます。
これは、あらゆるスタッフに対しても、共通して言える事かと思いますが、立場が180度変われば、見えてくる物・感じる事も違う。
ありていに言えば、その物・事を自覚し意識して仕事を進めるということも大事。
ですから、スタッフとして今後活躍する学生だからこそ、「出演」を経験するというのは、とても大切な事なのですね。
リハーサルで歌った直後は、スタッフに早変わり!
歌う場所から3メートルも離れれば、そこは、作業場所。3枚目の写真。
時間も場所も内容も、密度の濃い実習授業です。
山中湖の朝!
2012年9月21日 実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
さて、今回は、9月13日に紹介した内容の続き。
照明クリエイティブ科と放送技術科の2年生のコラボレート授業「野外ライブゼミ」です。
放送技術科は、映像のカット割りやカメラワーク、照明クリエイティブ科は、照明シュートや仕込みを終えて就寝。
その翌朝の様子が、今回のそれぞれの写真です。
灯体(ライト)の数、それらを繫ぐ電源線の総延長・・・、夜間の屋外ライブだと、スタンバイに必要な時間も手間も多め。そのような照明クリエイティブ科の学生に比べれば、それほど忙しくない放送技術科は、朝6時に起床して、まずは、山中湖セミナーハウスの周囲を、軽くウォーキング。
都心部に比べれば、透明度が高い空気ですからね、肩に浴びる朝陽の勢いも強め。1枚目の写真。
眠い目も、一挙に変貌するわけです。
緑と風と光を感じなら、およそ40分間、のんびりと歩いて・・・
セミナーハウスに戻って、起床してきた照明クリエイティブ科の学生と一緒に、朝食。2枚目の写真です。
セミナーハウスの広い敷地内から、富士山。見えていませんけれど(苦笑)。
ちょうど、写真中央付近から湧いている雲に、富士山が隠されているのです。
先日は、映像・音声などのベースで
それぞれ、現場のプロのスタッフから、色々とアドバイスを受けている様子をお伝えしましたが
出演者側というか、カメラ側でも、ほぼ同様に
プロのスタッフによるアドバイスや、トレーニングが行われたのです。
言わば、本番が直前に迫った、「ドラマ制作」のシミュレーション。
教室を、ロケ地の撮影場所に見立てての、トレーニング。
上段の右は、出演者にお芝居などを付けてたり
カメラワークなどの説明をしているところ。
アシスタントディレクターとディレクター、カメラマンなどが並んでいます。
下段左は、これまた現場で活躍する、プロの音声マン。
台詞を収音するマイクブームの持ち方の、レッスン。
右は、照明の学生と先生による「レフ板」を使い方。
出演者に反射を利用して、光を当てているという構図です。