‘学校の様々’ カテゴリーのアーカイブ

DSC03017
クリスマス、ですね!
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
けれどもしかし、1年の、速い時間経過を感じる、そんなタイミングでもありますよね。
たとえば、6月終わりに感じる1年間と
12月終わりのこの時期に感じる1年間とは、随分と感覚が異なる。
やはり、印象度の違いというか、強弱によるものでしょうかね。

DSC02715
・・・ということで、クリスマスと言えば「イルミネーション」。
1枚目の写真は、東京都の校外から見る
東京スカイツリー、その手前の新宿近辺から渋谷にかけて。
下の3枚目の写真は、同じ場所からの、六本木ヒルズから東京タワーにかけて。
近くで見る、街中のイルミネーションも綺麗ですけれど
遠くから見ると、街というか都市全体がイルミネーションで、素敵ですよね。

DSC03008

DSC08029
そして、今回の美術セットの全景が、上の写真。
棚やキッチンや扉などの建具以外は、ほぼすべてパネルによる造形。
ベニヤ板に垂木・・・という工程で作られているわけでして
壁以外にも、基本パネルの工法は、あらゆる部分に関わるものなのです。
 
見学の最後は、スタジオフロアーの上に位置する「サブコントロールルーム」下の上段の写真。
機材が沢山並んでいますけれど
美術セットに美術スタッフ、そして、関わるすべてのスタッフや出演者の努力を
完成形に導くスペースでもあります。
 
そして最後は、就職資料室で就職のお話。
学科の担当者より話を聞いて、質問コーナーなどがあって
テレビ美術科の「オープンキャンパス 体験入学」は終了です。
 
今後の日程や内容など、こちらの本校webサイトでご確認の上
興味がある皆様、ぜひ、ご参加ください。
(今回紹介したものは、今後の日程の「大道具」の内容となります)

2013122107

DSC07950
テレビ美術科の作業工房での「体験」が終わった後は
場所をテレビスタジオに移しての見学。まずは、スタジオに隣接した美術倉庫で。
こちらはつまり、作業工房で製作を終えた美術セットや
飾り込みに使用する道具や部材などが置かれている場所。
上の写真左手前に見えているのが、通称「サンプレ(サンプレート)」と呼ばれている床材。
硬化塩化ビニル製の敷物です。各色、用意されているものです。
  
そして、スタジオに入って、音楽番組の見学。
今回は、ドラマの撮影で使用する美術セットを利用している、ちょっと変わったテイスト。
下の上段左に、木の地の材質が少しだけ見えていますが、これらが「パネル」です。

2013122106

DSC07838
パネル作りを体験している様子を紹介しています
東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学」テレビ美術科編。
ノコギリ・ナグリ・差し金などを使って、パネルのベースが完成したら、体験コーナーは終了。
もちろん、実際にはこの先に数々の工程がありますけれど、時間がかかる作業となりますからね。
ということで、この先は説明だけに留めておいて
最後は、参加した思い出というか記念の、イラストや名前などを書き入れる作業です。

2013122105
時期的に、今回のテーマは「クリスマス」。
このお題目で、参加者の方々が、好きな書きたいイラストを、自由に書いていきます。
クリスマスツリーや雪だるまなど、可愛らしいもの。
やはり、美術に興味があって参加される皆さんですから、短時間に上手に。
 
・・・で、下の写真。
「杉本」という名前入りで描いたのは、現場で活躍されている卒業生で、今回の担当講師の先生。
上手ですけれど、リアルサンタさんみたいで、ちょっぴり不気味でしょうか(笑)。
オープンキャンパスは、まだまだ続きます。

DSC07917

DSC07672
さて、一通り、使う道具の名前や目的などの説明を受けた後は
「オープンキャンパス 体験入学」ですからね
実際に、美術製作の基礎的な作業を経験する時間となります。
まずは、担当講師の先生より、道具の具体的な使用方法と
怪我をせず、安全に効率的に作業を進めるための、注意点の説明など。
お手本を見てもらいながら、丁寧にお教えします。
 
そしていよいよ、実践編。
今回は、美術セットの背景などに使われたり
ドラマセットの、例えば部屋の壁などに頻繁に使われる「パネル」の製作。
ペニヤ板に、強度を持たせる役割も担う「垂木」を、釘で固定してあげる作業。
「なぐり」(一般的には金づち)を使って、釘を打ちます。

2013122101

DSC07516DSC07508

そして、同じ日の夜、学生が中心になって作業を進めた、イルミネーションの完成形。
 
東放学園らしさを象徴するようなフロントサインや
中の明るさを柔らかく表現するガラスブロックなどに挟まれるように、いつもの夜は黒く見える木も
周囲の華やかさに、アクセントを添えるように、存在感をアピール。
 
この時期は、あちらこちらで、綺麗なイルミネーションが観られますが
早く訪れ、また、長くなるこの季節の夜に退屈することなきよう
そしてむしろ、光の彩りを楽しめる、素敵な季節に変えてくれるのですね。
DSC07511

DSC07385
学校では、11月初めの学園祭を終えると、年末に向かって一挙に加速する、というイメージ。
で、その加速感が「1年があっという間に・・・」という歳末の思いを
助長するわけです。たぶん(笑)。
 
寒さに重みを感じ始めた12月上旬のある日の夕方。
校舎の前では、木の周囲に脚立を立てている様子。上の写真です。
  
そう、すぐにお解りになると思うのですが、年末年始のイルミネーションの飾り付け。
作業に従事しているのは、照明クリエイティブ科の学生と職員です。
 
何しろ、学校全体が学生全員が、つまり、エンターテイメント!していますからね
長尺のしっかりとした脚立や長い電源ケーブルなどの資材も、とても豊富ですし
そして、装飾をしようという学生もいて、作業全体が自然にスムーズに行われるのです。

2013121301

2013120503ib
国際放送機器展「Inter BEE」を紹介する一連のシリーズの最後は
「TBS Smart-cast Center」のブース。
従来、番組中のライブ中継と言えば、放送専用の規格電波で、専用のパラボラアンテナを用いて
放送・通信衛星や東京タワーなどの電波中継塔を介して・・・というスタイルでしたが
いわゆるネットワークの、つまりインターネットの技術を発展させたライブ中継のシステムを
TBSのブースで紹介。
 
左上の写真。
手前に司会者のお二人が立ち、奥に大型ディスプレイがあって
その映像を製作している3名の技術者の方が見られますが
なんと! この中央に座って映像の切替えなどの作業に従事しているのが
本校の放送技術科を、今年の3月に卒業したばかりの卒業生!
右上の写真中央と右下の写真。
関係者の方にお話を伺うと、卒業生の人間性や技術が認められての大抜擢だそうで。
頼もしいですね。
 
そして、その大型ディスプレイに映し出されている女性。
中継先でレポーターを勤めるのも、同じく放送技術科の今年の3月の卒業生。
この日は雨の中のネットワーク中継でしたが、しっかりと活躍していました。

2013120502ib
そしてこちら、上段の3枚は、アメリカは「ARRI」製のデジタルシネマカメラ「ALEXA」。
かつては、ARRIと言えば、アメリカ映画を代表するようなフィルム形式のシネマカメラのブランドでしたが
今では、カードメモリーなどに記録するスタイルに進化。
テレビ放送用規格信号が出力される事で、こちらもテレビドラマでも活躍。
高視聴率ドラマ「半沢直樹」でも使用されました。
 
さらに中段の写真は、そのARRIと、日本の池上通信機とのコラボレートで開発されたテレビカメラ。
従来の放送用カメラシステムに、ARRI ALEXAのつまりシネマの技術が取り込まれた機種でして
一層、映画とテレビの融合が進んでいるわけです。

DSC05070
さて、今回は学校からも授業からも遠ざかってですね
場所は、千葉県千葉市美浜区にあります「幕張メッセ」。
紹介いたしますのは
「InterBEE」International Broadcast Equipment Exhibition 国際放送機器展でございます。
言わば、放送・コンテンツ制作に関わる映像・音響関連機器の展示会でして
日本製の放送関連機器は、世界中で活躍していますし
総務省・経済産業省・NHK・民間放送連盟が後援しているイベントですからね
世界でも3本の指に入るほどの、非常に大規模な展示会となるわけです。
 
沢山の企業などからの出展がありましたが、ここでは抜粋中の抜粋の形で、少々のご紹介です。
まずはSONYのブースから。
下の写真、上段の中央と右・中段の左に写るのは、「PMW-F55」というカメラ。
どちらかと言えば、映画の撮影で使用される事を想定して開発されたカメラですが
最近では、テレビドラマの撮影でも威力を発揮。
今放送されているTBSのドラマ「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」でも使用されているカメラです。
 
次いでキャノンのブース。
こちらも、シネマスタイルのカメラを展示。
アメリカのいわゆるハリウッド映画でも使用されているカメラ「EOS C500」の展示も。
こちらでは、C500で撮影された映像に対して色彩の編集・加工(カラーグレーティング)を行う
Blackmagic Design社の「 DaVinci Resolve」も併せて展示。
下段左の写真中の、2つ並んだディスプレイ。
左がカラーグレーティング前、右はその後の映像。
その違いは、小さく見づらい写真でも、お解りになるでしょう。
前日の本校での特別講座に続き、テレビ・映画監督の堤幸彦氏の講演も行われていました。

2013120501ib

DSC04877
長きに渡り、とても沢山の映画やテレビドラマ
プロモーションビデオ・舞台などの演出・監督を手がけている、堤幸彦氏をお迎えしての特別講座。
 
一通り、お話をしていただいた後は、およそ25分に渡る、学生との質疑応答。
質問の手も、繰り返し、かなり上がっていて、関心度というか人気度というか
堤監督の偉大さを感じたしだいです。
 
そして
非常に大切なお話を、とても沢山していただきましたが
その場に居たくても居られなかった学生のために、少しだけご紹介すると・・・
「明るく強く、前に出続ける・・・」
「いろいろな事を知っていたり、いろいろな技を持っていることが重要・・・」
「それらを押し出せるまで、誰かに認められるチャンスが来るまで、準備をし続ける・・・」
・・・というお話もされていました。
 
お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。

2013120202sp

DSC04608
日頃、実習授業を中心にお伝えしていますけれど、今回は「座学」で特別講座。
一般的には、実習の方が面白みを感じるとは思いますけれど
座学で得た知識が、実習の根底にあるのも、また事実。
ですから「座学は実習の栄養素」とも言えるのではないか、と思うわけです。 
 
そして、ナント! 今回の特別講師は映画監督の「堤 幸彦」氏。

2013120201sp
堤氏は、本校、東放学園専門学校の卒業生でもあり
「TRICK」「世界の中心で、愛をさけぶ」「SPEC」
「20世紀少年」「くちづけ」「劇場版SPEC」などのテレビドラマや映画の他
「AKB48」などのプロモーションビデオの演出も担当。
もちろん、上記は抜粋中の抜粋ですので、沢山の作品の演出・監督として活躍されています。
 
日頃、スタッフや出演者に対して、しっかりと自分の意志を伝える
ある意味、厳しい部分も、その仕事として当然のようにお持ちかと思いますが
今回の特別講座では、笑い話も交えての終始穏やかな口調でお話されていました。

DSC04726

IMG_1197
学校法人 東放学園の専修学校グループ4校
<東放学園専門学校・東放学園音響専門学校・東放学園映画専門学校・専門学校東京アナウンス学院>では
学校合同での部活動やクラブ活動がありまして
日頃の勉強やいろいろな経験の他に、スポーツや文化活動にも励んでいるわけです。
特に、運動部系の活動では、東京都での大会のみならず、全国大会でもベスト3に入るなど
かなりな好成績!
 
そんな中、最近また素敵な報告があってですね
全国専門学校バスケットボール選抜大会の東京チームとして
照明クリエイティブ科の学生が、見事!!に選抜されました!
つまり、優秀な東京都代表の1人として、遠征に参加するのですからね、非常に名誉な事。
という事で、全国大会での健闘を祈り、本校の月野木校長より激励の応援を!
選抜学生、そして東京チームの活躍が今から楽しみ。
健闘を期待しましょう!
(原稿案・写真撮影:職員 石原)

IMG_1199

2013111801ryu
 
先日、韓国からの留学生に向けた「東放学園 特別就職セミナー」の様子をご紹介しましょう。
講師は、東放学園音響専門学校の卒業生であり、韓国で音響機器を販売する会社を経営されている
金 根鎬(キム グンホ)氏です。(上の左下などの写真、下の前列中央の方です)
 
ハングルでの講演でしたので、どんなお話をされたのか、参加した学生に伺いました。
 
一番大切な事は、自分から動き出す、ということ。
先輩にも先生にも、明るく挨拶をしたりコミュニケーションをとったりして
自分の存在をしっかりとアピールする事・・・。
自分の道は自分で切り開いて行くという意識を持つ。そして、自分の方向性を明確化し
先輩にも先生にも相談してください。
もし、そのような力が弱いとしても、これからでも努力でそれをカバーできる。
また、今回のこの集いをきっかけに、「東放学園」という縁で集まった留学生同士
そして今後はTOHO会(同窓会)として繋がり、関係性を深める第一歩にして欲しい。
という旨のお話だったそうです。
 
・・・そして・・・ 
東放学園そして後輩達を愛している先輩から、貴重なアドバイスを沢山いただきました。
こうした先輩の想いに、少しずつでも応えていきたい!・・・・・・
これが、日本語訳してくれた学生が書いていた気持ちです。

DSC04597