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セットも生まれ変わり
2010年3月31日 雑感
今日は、午前中に、導入設備・機器のチェック。担当の方の説明を受けながら、当初の計画通りに、すべての機器等が収まっているかどうかを確認しました。
午後は、今回新調した、実習授業用のドラマセットの「建て込み」作業。
上の写真が、セットの土台になる「平台」を、スタジオフロアに敷き始めたところ。下は、ほぼ完成した状態です。
設定が、独身男性が住む、マンションの一室。さあ、果たして、右奥の玄関脇の扉の向こうには、どんな部屋があるのでしょうか。
HDTVになると、当然ながら、映像の解像度が増し高精細になるわけですけれど、その分、目立つのが、セットの汚れや傷など。ちょうど、良いタイミングで、新しいセットに生まれ変わりました。
続いて、スタジオフロアにある、マルチモニター(4画面マルチ)の写真。
4つに分けられた「小窓」には、それぞれ、カメラマンが撮影している画面が入っています。
これは、「その瞬間で何を撮っているのか」が、とても解りやすく表現できるので、Bスタジオが開設されたおよそ10年前から設置していました。ただ、スタジオの一カ所に、テレビモニターを4式並べての使用。
それが、今回は、システムを完全にデジタル化することで、サブコントロールやスタジオフロアのどこでも、4画面マルチ表示が可能ですし、誰でも簡単に4画面の中身も簡単に入れ替えれようになり、また、HD化し、画面も大型化したことで、かなり高画質で表示できるようになりました。こういうわけで、今回の「フルデジタル化フルHDTV化更新工事」で、大きな恩恵を受けた1つでもあります。
(前後の記事の写真を含め、被写体になっている本人の許可を得て撮影していますが、写真を転用しないようお願いします)
さて、引き続き、27日28日に開催されて「Welcome東放」の写真。
かなり暗い部屋のように感じると思いますが、実際はもう少し明るいです。テレビモニターの明るさに合わせて撮影したので、相対的に暗く写ります。「人の眼」は、暗い所でも明るい所でも、比較的それなりに、しっかりと見えますが、デジカメだと、そうはいきません。暗いものはかなり暗く、明るいものはかなり明るくなるのですね。
この特性は、テレビカメラでも一緒。そのために、照明のスタッフが丁寧に照明を作り、VE(ビデオエンジニア)のスタッフが、丁寧に映像を調整します。故に、たとえば、テレビドラマの夜のシーンでも、夜らしく、それなりにしっかりと出演者が見られる、と、こういうわけです。
写真のモニターウォール、テレビモニターそれぞれがサイズアップし、各々との隙間も減りました。こうして見ると、かなり迫力ありますね。
テレビモニターのすべてが液晶ディスプレイ。一部を除くほとんどが、アストロデザイン社の製品。
今週発行された、放送業界紙「映像新聞」に、今回の工事と、映像システムや機器設備などが、紹介されました。映像新聞のWEBサイトのトップページ「http://www.eizoshimbun.com/」にも、写真付きで、掲げられています。ぜひ、ご覧ください。
昨日は、SONY社製のスイッチャー「MVS-6000」と、そのコントロールパネル「CCP-8000」の、説明会とトレーニングの2回目がありました。
今回は、スイッチャーの、比較的深層の機能や設定説明だけではなく、サブコントロールルーム全体の「電源の入れ方」から、スイッチャーの使用方法、そして、電源の落とし方までの、スタッフ向けの説明会。1回目よりも多い参加者でした。
各々、身を乗り出したり、メモをしたり、画面を真剣に見たりして、とても真剣です。
東放学園の、いろいろな学科の様々な学生さんが、勉強のために沢山使う、スタジオやサブコントロールルーム。教える人が1名や2名だと、無理ですからね。
説明会当日、他の仕事で参加できなかったスタッフを含めても、後日、最低でも、もう二度は、説明会があるでしょう。
トニモカクにも、大勢のスタッフが授業を担当するのです。