‘実習風景’ カテゴリーのアーカイブ
推察しながら仕込む
2012年9月5日 実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
「サマーソニック2012」スタンバイも大詰め。
写真は、ステージ照明を担当する、照明クリエイティブ科の学生によるスタンバイの様子。
当ブログの8月20日に紹介した通り、プロの照明スタッフの方から照明調光卓などの使用方法のレクチャーを受けたのですが、その後に、本番中の照明デザイン(プラン)を決める作業です。
学校内での通常の授業のように、詳細なるリハーサルが、何回も行われるわけではありませんからね。
ステージ上でのいろいろを推察しながら、照明をデザインして、様々なパターンを仕込んでいくのです。
朝から作業を開始して、終了は夜。暑い中、学生みんな頑張りました。
いよいよ明日は、沢山のお客様をお迎えしての、本番です!
富士山の元で
2012年9月3日 実習風景,照明クリエイティブ科
そして、山中湖一周をウォーキングした後には、バーベキュー。
この「野外ライブゼミ」は、照明クリエイティブ科との合同実習。放送技術科より、1泊分先に現地に入ってスタンバイに勤しんでいた照明クリエイティブ科と、もちろんバーベキューも合同。
美味しそうですし、楽しそう。日中、ずっと作業を続けたり、長距離を歩いたりした分けですからね、一層、美味しく感じるでしょうね。
ビールが呑みたくなる、美味しく感じる環境ですけれど、授業中ですし未成年の学生もいますからね、もちろんノンアルコールですよ(笑)。
夕陽が山の奥へと隠れ始めると、雄大な姿を現す富士山。
写真だとその優美さというか迫力があまり表現できませんけれど、実際には、登山道を記す光が見えるほど、くっきりと鮮やかに見られるのです。
7月までの、実習授業での学生の活躍。
これら、まだまだ沢山紹介するべき事がある中
満を持して、清水の舞台より飛び降りる気持ちで、まずは今回。
いきなり、ウォーキングらしき写真よりのスタート。
「野外ライブゼミ」の様子です。
放送技術科の学生、野外ライブゼミに参加して
まずは、山中湖一周。
本学園の所有する山中湖の寮を使用しての野外ライブ。
ということで、湖の周り、およそ14キロメートルを歩こう! というもの。
長距離ですから、それなりに大変かとは思いますが
一応に、学生、楽しそうです。
上の左の写真は、「ムクゲ」の花。
途中には、白鳥の餌場もあって
学生の一人が、いつの間にか餌を買って・・・(笑)。
湖畔一周の辛いところは
スタート・ゴール地点と、歩くルートが、常に見えている、ということ。
気が遠くなる想いですけれど
参加した学生全員が、無事に歩き終えました。
ということで、「ドラマ制作 2012」。
8月上旬までのメイキング映像をご覧いただきましょう。
メイキングを担当している学生による、撮影・編集動画。
こちらで断続的に紹介した記事と併せれば、細かい説明は、不用でしょうね。
(当ブログ、左下のカテゴリーで「ドラマ制作」を選択すると、抽出されます)
いきなり「竹馬」の写真から、ですけれど
実はこれらも、テレビ美術科2年生による「江戸東京たてもの園」での、課外授業の様子。
一通りの実習作業を終えた後は、たてもの園の中にある「昔の遊び」体験コーナーへ。
上の写真は、2人とも学生。
言わずもがな、コツを掴むまでは、なかなかウマくできない竹馬。
友達同士、支えあいながらの練習というか実習。
一方、下の写真は、テレビ美術科の授業を担当している、講師の先生。
子供の頃に実際に遊んでいらしたのでしょうね。体勢も非常に安定的。
自然な表情が、象徴的ですよね。
特に、将来、デザインしたり造作したり組み立てたり・・・という仕事に就く学生達。
実際に観たり触ったりする経験が、この先の肥になるわけです。
前回の、ダイヤル式電話機と集合写真。実は、テレビ美術科2年生の課外授業でしてね、場所は「江戸東京たてもの園」。数多くの歴史的建造物が、保存され展示されている施設です。
参加した学生達は、ここで何をしているかというと、スケッチ。
もちろん、将来目指す職業は画家というわけではないですけれど、デザインしたり造作したり組み上げたり・・・という作業に従事するには、その構造を知ったり細かいディティールを理解したりしておく必要がある。つまりは、たとえば一つの建物を目の前にした時、つぶさに観察するというところからスタートするわけです。
そこで、じっくりと観察しないと描けない、スケッチは大切な勉強の1つ。そのような観察眼を養うための、有効な手段なのですよね。
写真のそれぞれは、一般の他のお客様の邪魔にならないように、スケッチに勤しんでいる姿です。
(写真撮影:伏見)
短時間で終了しました!
2012年8月21日 実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
さて、投稿が少し空いてしまいましたけれど、「サマーソニック 2012」東放学園専門学校と東放学園音響専門学校による、製作協力。
お客様が入っての開催日前日の、スタンバイの様子を何回かに分けてご紹介しています。
今年の映像関連のスタンバイは、とても順調とにかく順調! お昼を過ぎて、ほとんどの作業が終了。勤しむ学生が優秀である!これは言うまでもないですけれど、機材もシェイプアップのエコ仕様。
1枚目の写真。機器同士を結ぶケーブルが見えますけれど、今年はかなり少なめなのです。
エコでもシェイプアップでも、絶対的に時間を必要とするのが、この作業。2枚目の写真です。
8月16日に紹介した写真にもありましたけれど、MacBook Proに、まさに「立ち向かっている」学生2人。タオルを首に巻いて、誰の手を借りる事なく、自動的必然的に真剣に作業を進行。
素直に、素敵な姿だと思います。
3枚目の写真。ここが、ステージに向かう客席背後に置かれるカメラ3式のスペース。
1枚目の写真の「キャリングベース(仮設映像サブ)」は、3枚目の写真正面に見えるステージの裏に設置されているわけです。
教わったら、すぐに!
2012年8月20日 実習風景,照明クリエイティブ科
はい、そして、照明のスタンバイも様子もご覧いただきましょう。
1枚目の写真、向かって左奥が、ステージ。
音響を担当する東放学園音響専門学校の学生がヘルメットを被っての作業中。その手前で、機材に向かっているのが、本校の照明クリエイティブ科の学生達。
実は、照明は、イベント照明の技術・企画制作などを日頃手がけている会社とのコラボレーションでして、機材の搬入やスタンバイがその会社の方々が担当し、本校の学生が実際の照明デザインプランやオペレーションなどを担当。
2枚目の写真は、ちょうど、その会社のプロのスタッフの方から、照明操作卓の使い方や、ライトのオペレートなどのレクチャーを受けている様子でしてね、優しく丁寧に、詳しく教えていただきました。ありがとうございます!
そして、学生にバトンタッチ。早速、自分達でいろいろと操作しながら、使い方を勉強している様子。3枚目の写真です。
サスガ!2年生。すぐに取扱いを覚えて、使いこなしている様子。うーん、優秀ですよね。
さて、前々回に続いて、「サマーソニック 2012」の製作協力の様子。
いよいよ、会場である幕張メッセ内のホールでの、機材搬入。
お客様は見ることはないですけれど、1枚目の写真のように、会場内に大型トラックやバンなどの車輛を直接入れて、搬入が行われます。
空調をあまり効かせていない蒸し暑い状況の中で、学生には首にタオルを巻きながら、作業に勤しみます。
2枚目の写真は、担当するステージの裏側。借用するテーブルを並べて、テーブルに傷をつけないように黒布を敷いて、その上に機材を配置。
当然のことながら、校舎内でのスタンバイ時の、あのレイアウトと同じように、スムーズに並べていきます。
3枚目の写真、これは一体何をしているのかというと、カメラケーブルなどを、床に設けられているピット(ダクト)に通している様子。
とにかく、何万人も来場するビックイベントですしね、ケーブルに足を引っかけて怪我を・・・なんて事は絶対に避けなければならないので、数十メートル分の合計6本のいろいろなケーブルを、ピットに布設していくわけです。
人も車も減って、見えているもの全体が、「ゆっくり」「しっとり」としているように見える、お盆。
学校も、総じてお休みをいただいておりましたが、実は、校舎の中では、一部の学生と職員による作戦潜行中でしてね(笑)。
今年も、夏の都市型巨大フェスティバル「サマーソニック 2012」に、東放学園専門学校と東放学園音響専門学校が製作協力! そのスタンバイ作業です。
スタンバイと言っても、使用する機材を、機材室から出すだけではなくて、現地での機材レイアウトと同じように機材を配置して、結線して電源を入れてチェックして・・・という、言わば「予行練習」。
職員は手伝ったりアドバイスをするくらいでしてね、主役はもちろん、学生達。主体的に積極的に作業を進めていきます。
3枚目の写真。MacBook Proに向かって、作業を続けている学生2人。こちらは、大型ビジョンに映像送出する出演者の写真と名前を加工して製作する作業。
Photoshopというアプリケーションなどを使用して、1枚ずつ、丁寧に合成していきます。
引き続き、ロケーションハンティングの様子。同じ公園内の別の場所へ移動しています。
「公園」をイメージすると、ほとんどの場合、植栽や木々、土に遊具というふうな、共通のイメージを持つわけで、つまりは大小はあっても、大抵それらの環境は整っている。すると、どこの公園でも、あるいは公園のどこでも撮影するなら一緒、と考えがちですけれど、たとえば、木々や植栽の密度、陽の当たり具合や周囲の細かなシチュエーションによって、少なくとも、芝居の仕方や映像の構図などは変わってくるのです。つまり、ドラマの様々な表現を左右するわけです。
逆を言えば、実際に放送されているドラマの、その中の公園でのシーンは、そのような吟味の結果によるものなのですよね。
実際のロケーションハンティングまでの間で、もう一度大掛かりなロケハンがありますから、今回は、「この撮影場所であれば、出演者はここに立って・・・この向きに座って」「カメラはこの辺りからかな・・・」「照明はこの器具を使って・・・」というふうに、大まかな雰囲気を掴む作業。
これが細かな材料になって、台本やカット割りが吟味され、イメージが音を立てるように具現化されていくのです。