基本でも奥が深いです

2011年11月21日 実習風景,照明クリエイティブ科

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 3方向からの照明・灯体によって、より自然な、より立体的な表現を可能にする、という「3点(三灯)照明」という技法があります。
 ただしかし、じゃあ、人が5名並ぶ状態では15式の灯体が必要になるのか? それらの位置関係や体の向きが変わったらどうするのか? その背景のライティングはどうするのか?・・・と、基本的なライティングといっても、考えることも必要な工夫も沢山。奥が深いのですよね〜。
 
 引き続き、照明クリエイティブ科1年生の「テレビ照明実習」です。
 
 灯体と学生は、基本的に1対1の関係でしてね、それぞれが脚立を用意して、昇って、灯体を操作して、という実習作業。まさに、いろいろな事が同時に学べる授業なのです。
 
 3枚目の写真は、3点照明の1つ、モデリング(バック)ライト。輪郭を強調する効果があって、たとえば、奥の背景から手前の人物を浮かび上がらせることなどができます。
 影も配光もシンメトリック。灯体の「芯」が、中央の人物に向いているからなんですね。