放送技術科の昨日
2010年8月18日 実習風景
昨日の放送技術科2年生。
まず、屋外の校舎前では、実習授業の「ドラマ制作」のロケーションで使用する、レールドリーのための、レール敷き実習。
高低差や、路盤が不安定な場所で、どのように水平レベルを取りながらレールを敷くか。先日も紹介した、ドラマ制作のベテランである島﨑が説明をしながら、学生と共にシミュレーション。豊富なノウハウを受け、合理的に作業が進んでいきます。
そして、2枚目は、校舎4階の模様。こちらは、実習授業「野外ライブゼミ」の、機材スタンバイ。カメラ6式分の機材、それらを切り替え収録するための映像ベースの仮組み作業です。
本校の放送技術科は、機材を実際に使用する実践形式の授業が多いのが特徴。特に2年次では、我々職員は、あまり手出しをせず、そしてそれまでに教わった知識によって、学生自身が積極的に、必要な映像システムを構築し、作品製作の環境づくりをしていきます。
さらに3枚目は、校舎5階の模様。ここでは、「ドラマ制作」映像・音声ベースの構築作業。
ドラマの屋外でのロケーションでは、一日に一箇所だけの撮影ではなく、ストーリーの各シーケンス(シーン)によって、撮影場所を移動していきます。しかも、事件事故などの取材用カメラとは違って、収録VTRの管理やレンズのアイリス(入射光量)は、カメラケーブルを介してVE(ビデオエンジニア)のスタッフが行います。そうなると当然、そのための映像ベースを構築する必要があるわけです。
学校で所有している専用の台車(写真中、やや右に見えているもの)を使用して、ここに必要な機器を、コンパクトに組み上げていきます。