リノリウムを敷く。

2010年4月27日 テレビ美術科,実習風景


 テレビ番組製作のスタッフには、大きく分けて、制作・技術・美術、この3つのセクションがあります。
 今日紹介するのは、美術や大道具のスタッフ養成学科である、「演出デザイン科(1年はテレビ美術科)」。 
 写真は、2年次の各学科による、実習授業「番組制作実習」で、演出デザイン科の学生が、床材である「リノリウム」を敷く練習とシミュレーションをしているところ。
 リノリウムは、住宅用などの建材の1つ。住宅だと洗面所やキッチン、病院や学校の床には、素地に接着されていて、恒久的な使用。テレビ番組用の美術セットとしては、いわゆる「Pタイル(プラスチックタイル)」の上に、接着テープなどを使って、仮設敷きをしていきます。
 
 スタジオ全面に敷くとなると、大きく重たいものなので、短時間で効率的に作業が行えるように、このようなシミュレーションを行う、というわけです。