‘クイズ’ カテゴリーのアーカイブ
(Q8)これは何のための物でしょう
2010年3月12日 クイズ
3/7のクイズの答え、正解は、
(B)のペデスタルドリーとスタジオカメラの間に搭載し、カメラを上下左右に転向させる、フリクションヘッド
でした。昭特製作所製、フリクションヘッド「TE-21L」という製品。写真の上下左右のほぼ中央にあたる部分です。
スチールカメラの三脚でいうと、ちょうど、カメラ本体のすぐ下にあり、横や縦に向きを変えたり、ブレーキのレバーがついたりしている、あの部分にあたります。特に、テレビカメラは、撮影をしながら、カメラ(レンズ)を横に向けたり縦に向けたりするカメラワークがありますから、かなり重要な部分。
どうして、こんな形をしているのか、というと、カメラを縦に動かすと、重心も移動する機構をもっているからです。
公園にあるシーソーの上に、1人で立ち乗りをする時、シーソーの支点の中央に立って、左右に足を広げてバランスをとろうとしませんでしたか?そして、シーソーがどちらかに傾けていっても、体の位置(左右の足の位置)によっては、その状態を維持できるはず。これは、重心の位置を移動させて、バランスをとっているからなんですよね。つまり、たとえば、カメラを下に向けても、勝手に、下に向きを変えていかないようにする工夫がなされている、というわけです。上に乗っている物が、大きく重たいですからね。
と、いうふうに、シーソーで説明しましたけれど、危ないので、実証なさらないようにお願いします。
(Q7)これは何でしょう?
2010年3月7日 クイズ
7問目のクイズです。
写真の「物体」、ややグロテスクというか、面白いというか、何とも言えない形をしていますよね。
似たような色の機器は、今までの記事で、何度か掲載していますが・・・。
これが、今回のクイズ。
さて、この「物体」は、いったい、何のための、何という名称の機器でしょうか?
下の選択肢から、正しいものを選んでみましょう。
(A) クレーンカメラに搭載し、カメラを上下左右天地方向に転向させる、ローリングヘッド
(B) ペデスタルドリーとスタジオカメラの間に搭載し、カメラを上下左右に転向させる、フリクションヘッド
(C) カメラケーブルを、自動的にコンパクト・綺麗に巻いてくれる、ケーブル自動巻き取り器
(D) サブコントロールルームで、スタッフが座る、「超高級椅子」の下部。チェアーベース
2/28のクイズ、正解は「光ファイバー」でした。
今日の写真は、光カメラケーブルを切断し、中身を出した状態。光ファイバーは、青線と黄線の中を通っています。2枚目の写真は、対比用。手前はシャープペンの芯、奥はボールペンの先端です。
先日の写真は、このファイバー線の被服をカッターで割き、中身を取り出した物。これ自体も、かなり細いですが、光が通る部分「コア」はさらに細い。当然のことながら、通るものは信号ではなく、光の点滅です。
ちなみに、どの程度のデータ量を伝送しているかというと、なんと、1秒間に、約15億ビット。つまり、「0」あるいは「1」の数字が、合計15億個。これが光に変換され、わずか1秒で送られていくのです。
(Q6)これは何でしょう?
2010年2月28日 クイズ
2/21のクイズ、正解は、「結束バンド」でした。
写真のように、複数本のケーブルを、整理して縛る道具として、大変多様されます。
バンドに、細かな凹凸があり、バンドの差し込み口には、爪状のロックが斜めに付いているので、締まる(輪が小さくなる)方向にバンドは動きますが、緩む方向には動かない、という構造。差し込み口から、余って出ているバンドは、ニッパやハサミで切り落とします。(使用方法は、説明書に従ってください)
結束バンド、別名は、「ケーブルタイ」、商標名では「インシュロック」や「タイラップ」が有名。大小様々な大きさがあり、結束するケーブルの太さや本数で、細かく使い分けができます。
放送機器用というわけではなく、ホームセンター等で売られているものなので、家の配線を整理するのに、ぜひ、お使いください。
(Q5)これは何でしょう?
2010年2月21日 クイズ
クイズ(Q4)の答え
2010年2月18日 クイズ
2/14のクイズ、正解は、(B)のケーブルにつける沢山のBNCコネクタ、でした。
BNCとは、Bayonet Neill Concelman(※)の略。主に、放送業務用途の、映像信号(通信)の伝送ケーブルとして、使用されているケーブルコネクタです。
家庭のテレビとビデオを繋ぐのに使用するケーブルでは、赤・白・黄色のRCAケーブル(アメリカの元RCA社が規格を開発したケーブル)が有名ですが、BNCは、「引くだけでは抜けない」などの信頼性の高さから、放送業務用のケーブルコネクタとして、一般的になりました。
加工したケーブル1本1本に、BNCコネクタが取り付けられていきます。
(※ BNCの名前の由来については、諸説あります)
クイズ(Q3)の答え
2010年2月11日 クイズ
2/7のクイズ、正解は、(D)の、およそ24000メートルでした。
ちなみに24キロメートルというと、新宿駅付近から甲州街道を西に向かうと、およそ府中の辺りまでの距離。東京スカイツリーでは、約38本分の高さになります。
また、今回のシステム設計をした担当者の方によると、「少なくともそれくらいはあります」ということなので、実際は、もう少し延びるものと推測されます。
(Q3)布設ケーブルの総延長は?
2010年2月7日 クイズ
クイズ(Q2)の答え
2010年2月4日 クイズ
1/31のクイズ、正解は、ケーブルにつける、「名称札」でした。解る方には、簡単な問題だったでしょうか。
各機器間を繋ぐ、すべてのケーブルに、例外なく付けられるもの。たとえば、VTRとテレビモニター間を繋ぐケーブルの場合、テレビに差すケーブル端子の札には、「テレビの何という名称の端子に付けられるのか」を黒色で表示、その裏に赤色で、「反対側はVTRの何という名称の端子に差さっているのか」が記されます。当然、VTRに差す端子の札には、その逆の色で表示。つまり、手前側が黒で表示、反対側は赤で表示されるのです。
機器間のケーブルが2本程度だと、手探りでケーブルを特定できますが、これが多数になった場合、とてもそんなことはできません。ですから、欠かせない「名称札」なのです。
ケーブルは少なくとも2000本以上はありますから、両端に札を付けると、およそ4000個の札が必要になるわけです。
写真の手前に映っている札。上段に「RACK-2」(機材の場所)、中段に「PFV-210」(機材名称)、下段に「NTS OUT-2」(端子の名称)となっています。
(Q2)袋の中身は?
2010年2月1日 クイズ
(Q1)の答えです。
右手で持っているものは、「ズーマー棒」というもの。
テレビカメラ用ズームレンズが開発されてから、この「ズーマー棒」でレンズを操作して、ズームイン・アウトやフォーカス(ピント)を制御する方式が一般的に用いられました。
レンズメーカーのカタログでは、「一軸二操作方式」と記されていて、つまり、右手で持つ「皿付きの1本の棒」で、ズームとフォーカスの2つの操作をする、という意味になります。手が届かない前面にあるレンズを操作するために開発された、レンズ操作の方式の1つなのです。
右手で持つ「皿状のもの」を押したり引いたりすることで、ズーミング。それを左右に回転させることによって、フォーカシングの操作をします。
機器の操作には違いないですけれど、テレビで見られるような、「気持ちの良いズーム操作」のためには、カメラマンが、気持ちを込めて操作する、ということが、欠かせないのですね。
ちなみに、最近は、いわゆる電気仕掛けの方式もかなり増えてきて、手元のスイッチで、モーターを駆動させてレンズを操作する、「サーボレンズ」が一般的になりつつあります。