‘工事’ カテゴリーのアーカイブ

細かく分ける

2010年2月13日 工事


 工事開始から、3週間目に入った今日。外は小雪が舞っています。
 作業は、それまでの布線というか通線より、「配線」という言葉が相応しい雰囲気に。床や壁を開けて、線を通す作業から、各々のラックに必要なケーブルを整理しながら細かく分ける、というような工程に入っています。

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 制作卓の、スイッチャーコントロールパネル付近には、スイッチャーのメニューパネル「SONY MKS-8011A」が設置されました。
 もの凄くオオザッパに言うと、スイッチャーをどのように運用するか、コントロールパネルのボタン1つ1つに何をさせるのか、を、設定するためのもの。
 オオザッパ過ぎますかね(笑)。
 

床を狭くしない

2010年2月12日 工事


ちょうど、1/29の投稿記事と、ほぼ同じアングルの写真。
見比べていただくと解りやすいと思うのですけれど、照明コントロール卓やVTR機器が設置されているラック部分に、機器を設置できるスペースを増やし(ちょうど、ブルーの化粧板が貼られている部分)、機器(容積)の増加に対応しました。
機器を設置するラック(19インチラック)を増設する方法もあったのですが、床面積が狭くなることを避ける形で、いわば、「かさ上げ」をしてもらいました。


 今日も、ひたひたと、作業が続けられています。
 スタジオフロアーの監視カメラや、実習授業で使用する「まめカムHD」の映像等を映し出す、32インチの液晶テレビモニターを仮設。モニターウォールのトップパネルを外した状態での、「位置決め」中の様子。 大きな機材、広い面積でも、時に数ミリ単位で取り付け位置を微調し、吟味して設置されます。

 テレビモニター近くのお二人が、有限会社 トビヤ木芸社の方々です。
 

TDの前には

2010年2月11日 HD機材設備,工事


 機器の設置が少しずつ進んでいます。
 写真は、ちょうどTD(テクニカルディレクター)が座る前の辺り。右上に見ている液晶テレビモニターは、スイッチャーでの様々な効果や選択を確認する用途。その下には、液晶テレビモニター用のセレクタパネル。さらにその下の機器は、モニターウォールに設置される液晶テレビモニター21式分のセレクタパネルです。
 型番も含めた詳細は、今後紹介していきます。


 ラック(19インチラック)内のケーブルは、かなり整理され、綺麗な配線があらわに。もはや、数えられなくなった沢山のケーブルが、結束バンド(いわゆるタイラップ)で、整然とまとめられています。
 当たりまえですけれど、作業担当の方の性格に左右されるものではなく、不具合時の対応のしやすさや、省スペース化等の意味があって、このような姿になっているわけです。

 ちなみに、ケーブル内を通る信号の種類で色分けされていて、

 紫色・・・HD-SDI(HDTVデジタル映像信号線)
 緑色・・・SD-SDI(SDTVデジタル映像信号線)
 黒色・・・コンポジット(アナログ映像複合信号線)
 黄色・・・GEN LOCK(同期(タイミング)信号)
 赤色・・・S-BUS(マトリクススイッチャ制御信号線)
となっています。
 

実は音声も・・・

2010年2月10日 工事

 
 昨日と今日で、学校では1年生対象の「就職セミナー」「企業説明会」が行われました。一方、地下のテレビスタジオでは、HDTV化に向けた作業が続いています。
 今回の大更新工事、実は映像だけでなく、音声に関しても、回線増を含めた布線し直し作業が行われます。今後、ラックへ機材が入り、パッチ盤など経由され接続されていきます。
 ミキシングコンソールも、機材の保管場所に、一時退避。戻れる日を、静かに待ちます。

(音声担当のスタッフより、原稿をいただきました)

モニターへの布線

2010年2月10日 工事


 昨日は20℃、今日は10℃以下。温度差がもの凄いですね。
 サブコントロールルームでは、モニターウォールのケーブル布設作業が進行中。この「壁」には、合計23台のテレビモニターが張り付けられます。つまり、布線も23台分。余計な長さにならぬよう、また、足らなくならぬよう、計算された丁寧な作業が続きます。

「職人」の方々

2010年2月9日 工事,雑感


 今回の、東放学園専門学校 テレビジョンBスタジオ フルデジタル・フルHDTV化更新工事。
 右の写真の皆様の、多大な知識や技術よって、支えられ、進められています。

 NHKを始めとして、各放送局等でも、沢山お仕事をされている、ベテランの「職人」の方々です。
 お忙しい中、撮影に協力してくださいました。

   音響設備工事株式会社 
   株式会社 エディテックシステム
   株式会社 シーティエス 
  以上の、皆様です。

 また、写真には写っていませんが、有限会社 トビヤ木芸社の方々にも、お世話になっております。
 
  皆様、本当にありがとうございます。


 引き続き、各機材ラックへの通線の作業。写真は、19インチラックと、その右の中継ラックを撮影したものです。2/5の写真と見比べると解るかと思いますが、各機材に繋ぐケーブルが盛り沢山に溢れ出ていて、一見、ケーブルお化けのようにも。内側は、奇麗に布線されていて、今後、規則正しく美しく、結線されていきます。

カラフル

2010年2月8日 工事


 通常授業の期間を終えた、月曜日。学生さんも少なくて、校舎全体が静かです。先週は、随分と寒い日が続いていましたけれど、今週はどうなるでしょうか。
 外の光景とは、裏腹、地下のテレビスタジオ・サブコントロールルームでは、HDTV化の作業が続いています。
 写真は、作業中のケーブル達。一見、もはや、素人には何が何だか、さっぱり解りません(苦笑)。カラフルで奇麗、くらいでしょうか。
 

作業の工夫

2010年2月7日 工事


 ケーブルの総延長同様、本数も、もの凄い。そこで、(Q2)のクイズの問題とした、「名称札(丸札)」。ケーブルに付けられるまでは、写真のように、整然と管理されています。
 廃材の段ボールに切れ込みが入れられ、一組ずつ分けられていますね。取れないように貼られているテープには、ケーブルの規格番号・ケーブルの色・ケーブルを使用する場所・ケーブルを通る信号の種類を記入。誰が見ても解るように、必要な情報が書かれているわけです。

ある、開口部に

2010年2月6日 工事


 サブコントロールルーム、モニターウォールの上のスペースには、新たに開口部が設けられました。今後、この場所に「あるモノ」が設置されます。

    

※右の写真をクリックすると、拡大表示されます。

スタジオにも

2010年2月6日 工事


 スタジオフロアー内のダクトも、各種ケーブルの布設が進行。
 沢山の機器が並ぶサブコントロールルームから、写真のような専用ダクトが続いていて、そこに整然とまとめられながら、通線されていきます。