239月
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
……
宮沢賢治先生の代表作、雨ニモマケズの冒頭部です。
この詩にのっとって、というわけではありませんが、小説・マンガ創作科は夏の補講が行われてきました。
陽の入りも早くなり、夏の終わりを色濃く感じる今日この頃。
後期開講に向け、それぞれの補講も追い込みをかけています。
小説コースの学生が所属するゼミでは、夏休みの間に書き進めた原稿をチェックしてもらっています。

設定の矛盾や描写の問題点など、鋭い指摘が飛んでいます。
一年生にとっては前期の成長を確認する最初の夏、二年生にとっては追い込みをかける最後の夏です。
各々にとっても、後期に向けて重要となる最後の補講を有意義に使っています。
また、小説コースにあるDTP実習の授業では、学園祭にて頒布する同人誌の制作が急ピッチで進んでいます。
印刷所にて製本を行うため、締め切りはもう目前に迫っています。
作品の校正はもちろん、

表紙や扉絵のデザイン、

奥付の編集など、まだまだやることは山のようにあります。
二つのグループに分かれ、それぞれの編集長の檄が飛びました。
今年は二冊の本が完成する予定ですので、それぞれどのような形になるか、今後が楽しみです。
夏が終わり、進級制作・卒業制作の締め切りも着実に近づいてきました。
ゼミや授業を通して練度を高め、作品の完成度をあげて行きましょう。
補講の日程もすべて終わり、いよいよ明日から後期開講です。
それぞれの課題を踏まえ、後期の授業に臨みましょう。
219月
9月18日(水)から20日(金)まで「テレビ番組制作体験」が実施されました。
今回は特別に番組を作っているテレビ番組制作会社P.D.NETWORKにお邪魔して授業が行われました。

つまり番組作りが行われている最前線で、そこで働く方から直接お話が聴けた訳です。ラッキー!
プロデューサーの田辺裕先生が中心となり、番組制作の過程からMA作業見学、更にBSジャパンの「日経プラス10」の生放送見学などを行いました。

写真は、「日経プラス10」のスタッフの方から前日の生放送の解説を受けていることです。
本校からテレビ世界に就職する人もいるので、基本的なことを知っていると良いですよね。
参加者は目を輝かせながらお話を伺っていました。
189月
プロは道具を選ばない――という言葉が、世の中にはあります。
一流の技術があれば、三流の道具を用いても一流の仕事ができる……というものです。
しかし、世の中そんなに都合良くはいきません。
高度なものを要求されるとき、得てして人はそのレベルに応じたものを使わなければならない。
という状況は少なくありません。
もっとも、一流の道具を用いても三流の技術では、一流の仕事をこなすことはできませんが。
前置きが長くなりました。
小説・マンガ創作科では、現在後期開講に向けてパソコンのバージョンアップを行っています。
現行のOS、WindowsXPからWindows7へのアップグレードです。
せっかくのアップグレードなのに最新のWindows8じゃないのはなぜか。
それは小説の執筆に必須な『……(三転リーダ)』や『――(ダーシ)』の入力ができないといったケースがWindows8にあるからです。
必ずしも起きる現象ではないようですが、特に不具合のないWindows7の方が無難でしょう。
さて、今回はOSのアップデートと同時に本体の方にも手を加えました。
使用するのはこちら。

左上から、冷却ファン、マザーボード、グラフィックボード、CPU、メモリです。
これにHDDを加えた中身がこちらになります。

既存の部品を取り外していきます。

そしてついに中身が空に。

この時点で残っているのは抜き取る直前の古いHDDだけです。
まっさらな箱だけになりました。
ここに先ほどの新しい部品をはめていきます。

最終的にはこのような形になりました。

メーカーが販売している既製品ではなく、独自に組み立てたパソコンです。
独自に組むことで必要に応じた、増設や調整ができますので学生が使いやすいように組みました。
Adobeのソフトも使用しますので、メモリも多めに。

最後にOSをインストールして完了です。
パソコンも一新し、作業や原稿の執筆もこれで随分と捗るのではないでしょうか。
作業効率を上げることは、授業の進行速度にも影響します。
限られた時間を少しでも有意義に使うためにも、こういった設備への投資は大切なことなのです。
Windows7の世界へようこそ。
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