プロは道具を選ばない――という言葉が、世の中にはあります。
一流の技術があれば、三流の道具を用いても一流の仕事ができる……というものです。
しかし、世の中そんなに都合良くはいきません。
高度なものを要求されるとき、得てして人はそのレベルに応じたものを使わなければならない。
という状況は少なくありません。
もっとも、一流の道具を用いても三流の技術では、一流の仕事をこなすことはできませんが。
前置きが長くなりました。
小説・マンガ創作科では、現在後期開講に向けてパソコンのバージョンアップを行っています。
現行のOS、WindowsXPからWindows7へのアップグレードです。
せっかくのアップグレードなのに最新のWindows8じゃないのはなぜか。
それは小説の執筆に必須な『……(三転リーダ)』や『――(ダーシ)』の入力ができないといったケースがWindows8にあるからです。
必ずしも起きる現象ではないようですが、特に不具合のないWindows7の方が無難でしょう。
さて、今回はOSのアップデートと同時に本体の方にも手を加えました。
使用するのはこちら。
左上から、冷却ファン、マザーボード、グラフィックボード、CPU、メモリです。
これにHDDを加えた中身がこちらになります。
既存の部品を取り外していきます。
そしてついに中身が空に。
この時点で残っているのは抜き取る直前の古いHDDだけです。
まっさらな箱だけになりました。
ここに先ほどの新しい部品をはめていきます。
最終的にはこのような形になりました。
メーカーが販売している既製品ではなく、独自に組み立てたパソコンです。
独自に組むことで必要に応じた、増設や調整ができますので学生が使いやすいように組みました。
Adobeのソフトも使用しますので、メモリも多めに。
最後にOSをインストールして完了です。
パソコンも一新し、作業や原稿の執筆もこれで随分と捗るのではないでしょうか。
作業効率を上げることは、授業の進行速度にも影響します。
限られた時間を少しでも有意義に使うためにも、こういった設備への投資は大切なことなのです。
Windows7の世界へようこそ。