151月
1/11(土)映画制作科の特別講座で、脚本家の水上清資さんをお招きしました。
毎回、ゲストをお招きする特別講座等では「他学科の学生も参加可能」と掲示しても
履修している授業の関係でいつも映画制作科の学生しか来ないのですが、
水上さんがアニメ作品の脚本を数多く手がけているからか、今回はアニメーション映像科の学生が
たくさん来てくれました。
手がけた作品の裏話やここでしか聞けない貴重な話が聞けて、とても勉強になりました。
水上さんがとてもユーモラスに話してくださったので、終始笑いが絶えませんでした。
最後に脚本家を目指す学生たちへメッセージをくださいました。
「脚本家になりたい人はとにかく脚本を書くこと」
シナリオの本を読んだり書き方を身につける基礎的なことはもちろん大事なことだが、
脚本はとにかく書くことでしか身につかないので、ひたすら書くことが大切とおっしゃっていました。
そしてそれを自分の中に留めるのではなく、他人に見せて意見を言ってもらうことが脚本家を目指す者にとって
とても重要なことだというお話がとても印象的でした。
ありがとうございました。
111月
身を切り裂くような空風の吹く師走のこの頃。
小説・マンガ創作科は築地にある朝日新聞東京本社の見学に出かけました。
創作科のフィールドワークも今回で5回目となります。
神保町、裁判所、鎌倉、藤子・F・不二雄ミュージアム・・・。
年内最後となる今回は、報道の最先端にある新聞社。
普段私たちの身近にある新聞ですが、どのような工程を踏まえて手元へやってくるのか。知らないことも多いはずです。
今回はそんな新聞社の裏側を、少しだけ垣間見ることができました。
集合が終わり、案内されたホールのスクリーンには報道・編成局のライブ中継が映されていました。
デスクでは夕刊に向けて動いているそうです。
ホールには見学者向けの展示スペースがあり、朝日新聞のデジタル版も設置されていました。
新聞を電子書籍として閲覧することもできました。
さらに面白いものも。
朝日新聞は東京・名古屋・大阪・西武(九州)と4つの本社があります。
この画像は同じ日の新聞の一面です。
同じ日の同じ一面でも、地域の本社によって異なる紙面形成がされているということがわかります。
記念写真を撮り終え、館内を案内していただきました。
ライブ中継されていた報道・編成局のデスクの合間を抜けながら見学をします。
紙面の作成もひと段落ついたのか、中継されていた時よりも落ち着いていました。
そのあとは地下にある印刷工場を見学しました。
インクのにおいが漂う工場内では、輪転機が高速で回転しています。
1秒あたり5~10枚が印刷される輪転機は、なんと秒速49キロ。
画像は折りたたまれた新聞がコンベアで運ばれてくる様子です。
発送室では折りたたまれた新聞が自動で梱包され、搬送されていきます。
見学後、印刷工程の講義を受け見学終了。
お土産して、記念撮影で撮った写真が一面記事になった夕刊をいただきました。
また印刷工程を体験できるクリアファイルなどもいただきました。
普段見ることのない報道の現場、印刷の現場を知ることができ、貴重な体験になったのではないでしょうか。
1512月
世の中には先人が創り上げたものが数多く存在します。
それを生かして発展を遂げた私たちは、未来へ同じように受け継いでいかなければなりません。
今回、小説・マンガ創作科では1年生を対象に、国の機関として、その役割を担っている『国会図書館』に行ってきました。
まず、国会図書館の特徴は一般的な図書館と大きく異なります。その点を示しておきましょう。
・入館には利用者登録が必要。
・閲覧や複写は申し込みが必要。
・複写は図書館スタッフが行う。
このような規制がかかっているのは、本来国会図書館は保存を意識した図書館だからです。
ちなみに書籍が発行されると「納本制度」として国会図書館に納めることが義務付けられています。
これだけあげると利用しにくいイメージになってしまうかと思います。
それを解消するためにスタッフからの説明を受けることができる参観申し込みを今回申しこんで見学してきました。
DVDで国会図書館の役割について説明を受けた後、館内を見学しました。
(図書館内は撮影はできませんでした)
そして、普段は見ることのできない書庫へ……。
これは、室内です、簡単にいえば光取りです。国会図書館は地下8階まであります。
当然のことながら長時間の作業は体内時計を狂わせかねません。
記念にということで、階段を登らせてもらいました。
ジャンプやマガジンの創刊号には学生たちも興奮していました。
最後に、早速ですが、利用者登録をしてカードを作ってきました。
今後は、専門知識に磨きをかけて創作していくことになります。それには、先人の残したものを使わない手はありません。
これをきっかけにぜひ、施設を有効活用してほしいものです。
Recent Comments