身を切り裂くような空風の吹く師走のこの頃。
小説・マンガ創作科は築地にある朝日新聞東京本社の見学に出かけました。
創作科のフィールドワークも今回で5回目となります。
神保町、裁判所、鎌倉、藤子・F・不二雄ミュージアム・・・。
年内最後となる今回は、報道の最先端にある新聞社。
普段私たちの身近にある新聞ですが、どのような工程を踏まえて手元へやってくるのか。知らないことも多いはずです。
今回はそんな新聞社の裏側を、少しだけ垣間見ることができました。
集合が終わり、案内されたホールのスクリーンには報道・編成局のライブ中継が映されていました。
デスクでは夕刊に向けて動いているそうです。
ホールには見学者向けの展示スペースがあり、朝日新聞のデジタル版も設置されていました。
新聞を電子書籍として閲覧することもできました。
さらに面白いものも。
朝日新聞は東京・名古屋・大阪・西武(九州)と4つの本社があります。
この画像は同じ日の新聞の一面です。
同じ日の同じ一面でも、地域の本社によって異なる紙面形成がされているということがわかります。
記念写真を撮り終え、館内を案内していただきました。
ライブ中継されていた報道・編成局のデスクの合間を抜けながら見学をします。
紙面の作成もひと段落ついたのか、中継されていた時よりも落ち着いていました。
そのあとは地下にある印刷工場を見学しました。
インクのにおいが漂う工場内では、輪転機が高速で回転しています。
1秒あたり5~10枚が印刷される輪転機は、なんと秒速49キロ。
画像は折りたたまれた新聞がコンベアで運ばれてくる様子です。
発送室では折りたたまれた新聞が自動で梱包され、搬送されていきます。
見学後、印刷工程の講義を受け見学終了。
お土産して、記念撮影で撮った写真が一面記事になった夕刊をいただきました。
また印刷工程を体験できるクリアファイルなどもいただきました。
普段見ることのない報道の現場、印刷の現場を知ることができ、貴重な体験になったのではないでしょうか。
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