山の匂い、土の匂い、時が生んだ歴史の匂い。
そして、かすかに届く潮の香り。
夏を感じさせる日差しの中、小説・マンガ創作科は鎌倉・江ノ島へとフィールドワークに向かいました。
鎌倉と言えば、鎌倉幕府。
最近では1192作ろう鎌倉幕府という語呂合わせも通用しなくなったと聞きますが……。
しかしそれはまた別の話。
鎌倉の名所というと、鶴ヶ岡八幡宮や長谷寺、鎌倉大仏などがあります。
その他にも多くの寺社があり、そういった歴史的建造物は鎌倉駅の周辺や北鎌倉に多いです。
集合場所の鎌倉駅から少し歩けば、鶴岡八幡宮があります。
また近年アニメなどでよく取り上げられている江ノ電に乗り、江ノ島まで向かうというのもいいでしょう。
今回は前述した江ノ島の方へスポットを当ててみたいと思います。
この日は快晴とは呼べずとも、日差しの強い暑くなりそうな日でした。
朝の集合とミーティングの様子です。
ミーティングを終え、各自目的の場所へと向かいます。
鎌倉に残るもよし、江ノ島の方に足をのばすもよしです。
今回は趣向を変えて、学生が課題で提出した作品を掲載しようと思います。
課題の内容は『指定されたスポットの写真を撮り、そこから生まれるフリーの創作をする』というもの。
指定箇所は5か所ありますので、その五か所を今後三回の記事に分けて公開していこうかと思います。
①
平日の昼前だからか、あまり人も多くない。ちらほら見かける人たちは、遠くからの観光客だろうか。
いや、そうは見えない。なんて、地元民と観光客の見分けなんてつくものか。
ああ、一つある。お土産コーナーにいる人なら、だいたいの確率で観光客だろう。
しかし時間帯のこともあってか人は少ない。特にコロッケ屋の前に人は来ない。
昼ごはんにはまだ早いか。だが僕はお腹が空いてる。そうと決まれば食すのみ。
とりあえず一番安いのを一つ食べることに。……家の味がするなぁ。
撮影場所は鎌倉駅構内の江ノ電乗り場の近くにある御土産やです。
鎌倉コロッケは揚げたての衣がサクッとした、シンプルなポテトの味が一番のウリです。
描写の中にある、『家の味がする』という言葉がぴったりですね。
鎌倉江ノ島探訪記第一回はこの辺りで終わりです。
第二回目はいよいよ、鎌倉を出て江の島へと向かいます。
潮騒と、海開きと共に大海原へと飛び出す人々の笑声が、遠くから聞こえてきます。
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