企画、と言うとどんなものを想像しますか。
イベントや商品はもちろん、創作にも企画というものは存在します。
それは小説にも言えることで、作者が創った企画を編集者などに見てもらいます。
その企画を採用してもらうためには、ありきたりなものでは通用しないのです。
そんな企画を作る力を養成する「企画力養成ラボ」という授業が、小説・マンガ創作科にあります。
今回の授業のテーマは、最悪の家族旅行です。
家族で旅行をしたとき、どんなことが起きたら最悪になるか。
想像するのも嫌なことですが、まずは頭を絞ります。
自分たちの旅行でこんなことが起きたら嫌だ、思いつくものをまずは形にしてみましょう。
旅先の天気が悪いなど、一気に気分が沈みますね。他にもいろいろあります。
では、発想の転換をしてみましょう。
最悪を想定した上で、それを最高の家族旅行にするためにはどうしたらよいか。
斬新な企画は、ありきたりな発想の中からは生まれません。
最悪と思うものを、最高の企画に変えてしまう――これも1つの発想法です。
こんなことが起きたら嫌だ、ならそれを楽しめるような企画にする。
そう考えると、少し物ごとの見え方が変わってきませんか?
面白いと思える企画は、こうして生まれてくるのです。
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