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  • 1911月

    学園祭も終わり、季節は秋から冬へと移り変わる今日この頃。
    小説・マンガ創作科は神奈川県川崎市にある『藤子・F・不二雄ミュージアム』へとフィールドワークに出かけました。

    藤子・F・不二雄先生、その名前を聞いてまず最初に思い浮かべる作品は何でしょうか。

    『パーマン』、『キテレツ大百科』、『オバケのQ太郎』・・・様々な作品があります。
    しかし、やはりほとんどの人が『ドラえもん』と答えるのではないかと思います。
    さあ、そんなドラえもんがお出迎えをしてくれました。

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    このバスは登戸駅からミュージアムまでの直通バスです。
    全体のデザインをドラえもんのイメージカラーである青で塗られ、そこにキャラクターたちが描かれています。

    10分ほどで、藤子・F・不二雄ミュージアムへ到着。

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    入場に当たっての説明と今後の予定を連絡します。

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    ミーティングも終え、入場時間となりました。
    いよいよ館内へ。

    入場の際に、ドラえもんのひみつ道具を渡されました。

    「おはなしデンワ」

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    残念ながら登場時に流れるお決まりのBGMは流れませんでした。
    このひみつ道具は指定の場所でばんごうを入力すると、その展示物の解説をしてくれる音声ガイドです。
    これを一人ひとつずつ貸していただきました。
    .

    残念ながら館内の展示物は撮影不可ですので、写真はありません。
    作品の解説、先生の作業場や生い立ち、原稿の描き方など興味深い展示が数多くありました。
    下書き原稿が完成稿へと進んでいく様子を見ることもできます。

    子供の頃はドラえもんをただの娯楽と観ていました。
    いま改めて創作という観点から作品を見つめなおすと、また違った見え方があります。
    キャラクターの作り込み、物語の展開、引き込み方。
    こういった物語を魅せる様々な技法が、藤子先生の作品には詰め込まれています。
    これらを学びとり、作品づくりに生かしていきたいものです。
    .

    館内もクリスマス仕様になりつつあります。
    今年は藤子先生の生誕80周年ということで、クリスマスツリーにも80の字が。

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    ドラえもんは誰もが一度は観たことがある作品かと思います。
    子供の頃は観ていた、でも今は観ていない、という人もいるでしょう。
    しかし、そんな人でもドラえもんという存在が心から消えることはきっとないと思います。
    それだけ、人々の心にはっきりと刻まれている存在です。
    そんな人々に愛されるような作品を、自らの手で生み出していけるようになることが、これからの我々に必要なことかと思います。

    見学の後、施設の方からお話をいただきました。
    簡単にですが藤子先生の考えるキャラクター論を聞くことができ、とても勉強になりました。

    業界を生き抜いた偉大な先生の想いを、今回の見学で感じ取れたなら、と思います。
    .

    ミュージアムにはカフェもあり、飲食もできます。
    がっつり食べるセットメニューから、手軽なテイクアウトメニューまで幅広く揃えていました。
    今回、その中でも目を引く一品を注文。
    その名も『ドラバーガー』

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    画像では分かりにくいかもしれませんが高さは10cm以上、直径も同じくらいあり、とてもボリューミー。
    味もしっかりしていて、分厚いバーグからは肉汁が溢れてきます。
    夕食前の軽食のつもりが、ずいぶんとお腹にたまってしまいました。

  • 1011月

    小説・マンガ創作科の授業で制作が進められてきた作品が本になりました。

    DTP(デスクトップパブリッシング)実習という授業では、毎年学生の作品を同人誌として出版するまでの過程を経験します。
    デザインと編集のソフトを駆使し、小説原稿を1冊の本にしていきます。

    授業の流れは学生が1人1編の短編を制作し、オムニバス形式の短編集にするものです。
    原稿執筆から本の図面、デザインや組み版までを自分たちで行います。
    アニメ科の生徒さんのイラストを表紙や挿絵に使わせてもらい、学科を越えての共作になっています。

    春から原稿を書き始め、夏休みに推敲と改稿を進め、10月に印刷所に入稿という流れでした。
    出来上がった本がこちら。

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    今年は履修者が多く、グループを二つに分けることに。
    よって本も二冊になりました。

    音をメインテーマにした『音を読む』と、虹をテーマにした『彩虹』です。
    暑さもそこそこあります。

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    完成した本は学園祭で配布されました。
    積み方にも工夫を凝らし、立体感のある配置に。

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    以前のアサウラ先生のときに作ったベン・トータワーよりも高い出来となりました。

    表紙をもモチーフにしたポスターも用意し、校内へ。

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    タブレットPCを用いた電子書籍として読むこともできます。

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    今年は例年よりも多く印刷をしたため、今後の体験入学の際などにお配りできます。
    機会がありましたら、是非お手に取ってみてください。

  • 239月

    雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
    ……

    宮沢賢治先生の代表作、雨ニモマケズの冒頭部です。
    この詩にのっとって、というわけではありませんが、小説・マンガ創作科は夏の補講が行われてきました。

    陽の入りも早くなり、夏の終わりを色濃く感じる今日この頃。
    後期開講に向け、それぞれの補講も追い込みをかけています。

    小説コースの学生が所属するゼミでは、夏休みの間に書き進めた原稿をチェックしてもらっています。

    a  f

    設定の矛盾や描写の問題点など、鋭い指摘が飛んでいます。
    一年生にとっては前期の成長を確認する最初の夏、二年生にとっては追い込みをかける最後の夏です。
    各々にとっても、後期に向けて重要となる最後の補講を有意義に使っています。

    また、小説コースにあるDTP実習の授業では、学園祭にて頒布する同人誌の制作が急ピッチで進んでいます。
    印刷所にて製本を行うため、締め切りはもう目前に迫っています。
    作品の校正はもちろん、

    e

    表紙や扉絵のデザイン、

    c

    奥付の編集など、まだまだやることは山のようにあります。
    二つのグループに分かれ、それぞれの編集長の檄が飛びました。
    今年は二冊の本が完成する予定ですので、それぞれどのような形になるか、今後が楽しみです。

    夏が終わり、進級制作・卒業制作の締め切りも着実に近づいてきました。
    ゼミや授業を通して練度を高め、作品の完成度をあげて行きましょう。

    補講の日程もすべて終わり、いよいよ明日から後期開講です。
    それぞれの課題を踏まえ、後期の授業に臨みましょう。

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  • 楽しそうですね! レッサーパンダもかわいい!...
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