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  • 023月

    新春迎えた睦月某日、小説・マンガ創作科は両国にある江戸東京博物館へと芸術鑑賞のため出かけました。
    目的は、特別展覧会の大浮世絵展。

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    両国国技館の目と鼻の先に建てられてた江戸東京博物館は、昨春で開館20周年を迎えました。
    それを記念し開かれたこの大浮世絵展では、国内外から数々の名作が集められました。
    江戸初期から大正・昭和にかけての新しいものまでを含めた、350点もの作品があります。
    今回は日本が誇る浮世絵美術の世界へと、足を踏み入れます。

    残念ながら、特別展内の写真撮影は禁止されているため、作品の写真はありません。
    少しですが、学生たちが反応を示した作品を幾つか紹介したいと思います。
    学生が書いたレビューも載せさせてもらいました。

     

    最初に目を引いたのは、国宝の「風俗図屏風(彦根屏風)」でした。
    六面一隻(六の面で一つの屏風になる)構成の作品であり、近世風俗画の代表作であり、浮世絵の源流とも呼ばれているとか。
    今日がちょうど展示の最終日ということもあり、観覧者も多かったです。

    葛飾北斎の「富嶽三十六景」の一つ、「神奈川沖浪裏」の原画も展示されていました。
    巨大な波がうねる中、三隻の船と、画面の中心に富士を構えた構図の作品です。
    非常に有名な浮世絵ですので、名前では思い出せなくとも見たことはあるはずです。
    中高の歴史や美術の教科書などにも、この絵が登場しているはずです。

     自分がその時目にした浮世絵の中で一番惹かれたのは、甲州三嶌越であった。
     富士の絵、人の絵、自然の絵が描かれた作品は多くあった。その中でもそれぞれに意味があると感じ取れたのはこの作品だった。
     富嶽三十六景は様々な場所から富士が描かれている作品で。
     その中の甲州三嶌越は絵の中央に大木が聳え立ち、その後ろに富士が佇み、大木の根本で旅人が手をひろげ幹を囲んでいます。

     葛飾北斎は森羅万象を描いたとされ、生涯で三万点以上もの作品を描き、中には絵本をも書いています。
     葛飾北斎の絵はゴッホなどの芸術家のみならず工芸家や音楽家にも影響を与えています。
     ここで甲州三嶌越の話に戻しますが、最初にこの絵にはそれぞれに意味があると述べました。
     まず大木の根本にいる旅人たちは手を大きくひろげ幹の太さを実感しています。

     大木は真ん中に大きく描かれていて、途中から伸びている枝は後ろに描かれた富士の斜面の角度と同じだそうです。
     それは同じで自然を意味しているのかもしれません。

     自然からしてみれば、人はこんなにも小さいのだということと自然は美しいということがわかりやすく描かれていると思いました。
     富嶽三十六景には人々が多く描かれています。物づくりをする人、富士を眺める人、田植えをする人など様々です。
     これは、葛飾北斎が富士ではなく、富士の近辺に生きる人々に注目して描いたのではないかと思います。

     
    今回は二点の紹介となります。次回の記事で、もう二点作品を紹介したいと思います。

  • 102月

    近年必ずやってくると言われている、首都直下型大地震。
    また地震に限らずとも、ゲリラ豪雨による水害や、台風などによる強風。
    この地球で生きている限りいついかなる時に災害に襲われるかを予測することは困難です。
    そういった有事の際に、正しい認識を持ち、いかに正しい行動をとれるかが重要になります。

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    ということで、小説・マンガ創作科は墨田区錦糸町にある、本所防災館へと防災体験をしに向かいました。

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    1Fロビーに集合。係員の方から防災体験の証明カードをもらいます。

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    ロビーには防災に関するクイズコーナーもありました。

     

    シアタールームにて映像を観たあと、災害体験へ。
    まず最初に、都市型水害における扉の開閉体験です。
    扉の先は浸水し、扉にはすさまじい水圧がかかっている状況を再現しています。

    体験できる扉は二種類。普通の扉と、車のドアです。
    水位が10センチから40センチまで選べ、40センチは非常に重くびくともしないことも。

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    写真は車の方のものです。

     

    次は地震の体験です。
    今回は観測史上最大の震度7です。
    本物の地震と同じ震度、同じ揺れ方のものを体験しました。

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    地震の揺れ方も様々で、大正関東大地震・兵庫県南部地震・東北地方太平洋沖地震の3パターンを体験しました。
    (左から順に、関東大震災・阪神淡路大震災・東日本大震災)

     

    お次は消化体験です。
    消火器の実使用経験がある人は、そう多くはないでしょう。
    使用法がわからないと、いざという時にパニックに陥り適切な判断が下せなくなってしまいます。
    今回は消火剤ではなく、中身は水が入ったものを用いました。

     

    最後は暴風雨体験です。
    水害風害を引き起こすほどの暴風雨を体験することができます。
    雨具を着込み、長靴を履いていざ体験へ。

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    雨の勢いは強く、雨具の上からでも少し痛みを感じるほどです。
    そんな中で野ざらしにされた手は、この季節では少しつらいものがあります。

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    以上で全体験は終了です。

    災害に対する知識、注意、準備は、常日頃から怠ってはなりません。
    もしものとき、自分の身を守れるのは自分しかいないからです。

  • 111月

    身を切り裂くような空風の吹く師走のこの頃。
    小説・マンガ創作科は築地にある朝日新聞東京本社の見学に出かけました。

    01外観

    創作科のフィールドワークも今回で5回目となります。
    神保町、裁判所、鎌倉、藤子・F・不二雄ミュージアム・・・。
    年内最後となる今回は、報道の最先端にある新聞社。
    普段私たちの身近にある新聞ですが、どのような工程を踏まえて手元へやってくるのか。知らないことも多いはずです。
    今回はそんな新聞社の裏側を、少しだけ垣間見ることができました。

    集合が終わり、案内されたホールのスクリーンには報道・編成局のライブ中継が映されていました。

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    デスクでは夕刊に向けて動いているそうです。

    ホールには見学者向けの展示スペースがあり、朝日新聞のデジタル版も設置されていました。
    新聞を電子書籍として閲覧することもできました。

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    さらに面白いものも。

    02各社紙面

    朝日新聞は東京・名古屋・大阪・西武(九州)と4つの本社があります。
    この画像は同じ日の新聞の一面です。
    同じ日の同じ一面でも、地域の本社によって異なる紙面形成がされているということがわかります。

    記念写真を撮り終え、館内を案内していただきました。
    ライブ中継されていた報道・編成局のデスクの合間を抜けながら見学をします。
    紙面の作成もひと段落ついたのか、中継されていた時よりも落ち着いていました。

    そのあとは地下にある印刷工場を見学しました。
    インクのにおいが漂う工場内では、輪転機が高速で回転しています。
    1秒あたり5~10枚が印刷される輪転機は、なんと秒速49キロ。

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    画像は折りたたまれた新聞がコンベアで運ばれてくる様子です。
    発送室では折りたたまれた新聞が自動で梱包され、搬送されていきます。

    見学後、印刷工程の講義を受け見学終了。

    お土産して、記念撮影で撮った写真が一面記事になった夕刊をいただきました。
    また印刷工程を体験できるクリアファイルなどもいただきました。

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    普段見ることのない報道の現場、印刷の現場を知ることができ、貴重な体験になったのではないでしょうか。

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  • 楽しそうですね! レッサーパンダもかわいい!...
  • お疲れ様でしたありがとうございました!...
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