199月
長くなってしまったので二つに分けて報告します。
二日目です。
まずは、車椅子の操作です。
実際には押すことの方が良いでしょうが、自分で載って体験することによってサポートの仕方も変わるしれません。
トイレにも入ってみました。普段簡単にできることでもなかなかうまくできません。
段差も経験してもらいました。これはかなり苦労していました。乗っている方も後方に倒れるので、恐怖心を感じます。
校舎の外にも出てみました。
ポストの高さはどうでしょう?
地下鉄の駅にも行ってみました。きっぷを買うとしたら・・・。
近隣の薬局やコンビニにも行ってみました。高い位置にある商品は取れないことに気づきました。
午後からは「高齢者体験キット」を使って、おじいさん、おばあさんになって頂きました。
もちろん高齢の方でもとてもお元気な方もいますので全ての方がこうなる訳ではありませんが、
そうなってしまう可能性が高いので体験をしてもらいました。
まずはゴーグルを視力に障害がある場合を経験してもらいます。この状態でしばらくアニメを観てもらいました。
さて、いよいよ腕、足、体にも重りをつけてもらい、腰を曲げるようなベルトを装着して校内を移動します。
二人一組で介助担当の手を借りながら地下二階まで降りました。皆この段階でかなりヘトヘトです。
今度は自販機で商品が選べるか、小銭が選べるかを試してみました。
手にはビニールの薄い手袋をはめているので、小銭がうまくつかめませんでした。
終了後のレポートには、
「障害者は特別な人ではなく、”一人の人”であることを再認識した」
「”遠慮では配慮”を心がけようと思った」
「自分の祖父母も認知症を持っているので、心配りをしていけたらなと思う」
「車椅子・高齢者体験で、学校や外での危険性や不便さに気づいた」
「困っている人がいたら全てをやってあげるのではなく、その方に”配慮”するようにしたい」
「この体験を活かして、常に町を見渡すような気持ちで生きていこうと思う」
「ボランティアをやってみようと思った」
など、参加者もいろいろ感じてくれた授業となりました。
169月
9月9日(火)、10日(水)に短期集中講座「ボランティア講座」が開催されました。
”ボランティアをやってみたいけど、きっかけがない”、”困っている人を見た時に、どうすればいいのか”
という人に、考え方や行動ができるようになることが目的です。
特に今回は「“ダイバーシティー”ってナンだぁ!?」をテーマに実施しました。「お台場にあるヤツ!?」って思ったでしょ。
“ダイバーシティー”とは「多様性」を指す言葉です。社会に出ると様々な人たちと共に生きていくことになります。
広い視野を持ち、柔軟な発想が望まれます。
まずそんなお話しを、障害者の方の就職支援を行っている㈱D&I 代表取締役 杉本 大祐 さんがお話しくださいました。
お話しだけでなく、グループワークで体感しながら学びました。
目が見えない方役や片手が不自由な人役を決めて”黒ヒゲ危機一髪ゲーム”。
まとめはグループで協力して「ダイバーシティー」を絵に描いてプレゼンテーションです。
お昼を挟んで、午後はコミュニケーションゲーム「ドラマケーション」です。
これはドラマとコミュニケーションの造語で、楽しみながらコミュニケーションを深めていくものです。
最初は誰でも知っているジャンケンですが、少しアレンジされています。
「二度出しジャンケン」と言って、「ジャンケンポンポン」と2回目で勝負します。
相手が出したものがわかっているので当然勝てるはずなのに、つい負けてしまったり・・・。
他にも足でジャンケンをしたり、様々なゲームで勝ったり負けたりしながら、大笑いしているうちに他の人達との距離が縮まっていきます。
こうしたことも「ダイバーシティー」を意識する上で大切なことです。
この日最後のプログラムは「ブラインドウォーク」です。
二人一組でアイマスクをして目の見えない方役と誘導役になり、学内を散策します。
なかなかハードな一日でした。学生たちの表情には「疲れたぁ」て書いてありました(笑)。
151月
1/11(土)映画制作科の特別講座で、脚本家の水上清資さんをお招きしました。
毎回、ゲストをお招きする特別講座等では「他学科の学生も参加可能」と掲示しても
履修している授業の関係でいつも映画制作科の学生しか来ないのですが、
水上さんがアニメ作品の脚本を数多く手がけているからか、今回はアニメーション映像科の学生が
たくさん来てくれました。
手がけた作品の裏話やここでしか聞けない貴重な話が聞けて、とても勉強になりました。
水上さんがとてもユーモラスに話してくださったので、終始笑いが絶えませんでした。
最後に脚本家を目指す学生たちへメッセージをくださいました。
「脚本家になりたい人はとにかく脚本を書くこと」
シナリオの本を読んだり書き方を身につける基礎的なことはもちろん大事なことだが、
脚本はとにかく書くことでしか身につかないので、ひたすら書くことが大切とおっしゃっていました。
そしてそれを自分の中に留めるのではなく、他人に見せて意見を言ってもらうことが脚本家を目指す者にとって
とても重要なことだというお話がとても印象的でした。
ありがとうございました。
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