長くなってしまったので二つに分けて報告します。
二日目です。
まずは、車椅子の操作です。
実際には押すことの方が良いでしょうが、自分で載って体験することによってサポートの仕方も変わるしれません。
トイレにも入ってみました。普段簡単にできることでもなかなかうまくできません。
段差も経験してもらいました。これはかなり苦労していました。乗っている方も後方に倒れるので、恐怖心を感じます。
校舎の外にも出てみました。
ポストの高さはどうでしょう?
地下鉄の駅にも行ってみました。きっぷを買うとしたら・・・。
近隣の薬局やコンビニにも行ってみました。高い位置にある商品は取れないことに気づきました。
午後からは「高齢者体験キット」を使って、おじいさん、おばあさんになって頂きました。
もちろん高齢の方でもとてもお元気な方もいますので全ての方がこうなる訳ではありませんが、
そうなってしまう可能性が高いので体験をしてもらいました。
まずはゴーグルを視力に障害がある場合を経験してもらいます。この状態でしばらくアニメを観てもらいました。
さて、いよいよ腕、足、体にも重りをつけてもらい、腰を曲げるようなベルトを装着して校内を移動します。
二人一組で介助担当の手を借りながら地下二階まで降りました。皆この段階でかなりヘトヘトです。
今度は自販機で商品が選べるか、小銭が選べるかを試してみました。
手にはビニールの薄い手袋をはめているので、小銭がうまくつかめませんでした。
終了後のレポートには、
「障害者は特別な人ではなく、”一人の人”であることを再認識した」
「”遠慮では配慮”を心がけようと思った」
「自分の祖父母も認知症を持っているので、心配りをしていけたらなと思う」
「車椅子・高齢者体験で、学校や外での危険性や不便さに気づいた」
「困っている人がいたら全てをやってあげるのではなく、その方に”配慮”するようにしたい」
「この体験を活かして、常に町を見渡すような気持ちで生きていこうと思う」
「ボランティアをやってみようと思った」
など、参加者もいろいろ感じてくれた授業となりました。