さて! 海外研修2日目の模様をお伝えします!(ぜひご覧になってない方は1日目から閲覧してください)
2日目の午前中の予定は……
ワーナー・ブラザース・スタジオツアー!!
ハリウッドには多くのメジャー映画製作会社が軒を連ねていますが、今回訪れたのは「ハリー・ポッター」や「マッド・マックス」などのタイトルでもおなじみの『ワーナー・ブラザース』。テンション上がりますね!!
トラムという乗り物(2台)に乗り込み、ツアースタート。
スタジオ内のオープンセットすごい! 普通の街みたいですが、New Yorkの町並みやLondonの町並みなど、場所によってセットの雰囲気が違います。裸眼でよく見るとハリボテな感じがわかるのですが、カメラを通すと普通の街に見えるとのこと。スケールが違いますね。
左:今年度アカデミー賞6部門受賞『LALALAND』の主人公エマ・ストーンが働いていたカフェのセット
右:名画『カサブランカ』のシーンを再現してくれる写真撮影サービスを行っていました。
左:スタジオ内部に控室が無い場合は、大型キャンピングバスをスタジオ横につけて控室にするようです。バス内には一通りの生活用具が揃ってます。あのスターが中にいるかも!?
右:屋内スタジオの内部も見学させていただきました。さすがに撮影は出来ませんが、中は人気テレビドラマで使われるセットがそのまま残っていました。
アメコミヒーロー系も多く手がけるワーナー・ブラザースですが、バッドマンやスーパーマンなどの衣裳や小道具の展示室もありました。
そしてみんなの大好きなハリー・ポッターの小道具も展示。しゃべる帽子によるクラス分けも体験できます。ちなみに筆者はグリフィンドールでした。
そして、有名映画やドラマで使用された美術品が眠る倉庫へ……
バットモービル!! 映画『バットマン』シリーズでおなじみですね。実際に運転出来るらしいです。
筆者の大好きな海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、使われている“鉄の玉座”! そうかワーナーで創っていたのか! とこの時気づきました。
そして2日目午後は『専門研修』ということで、ここハリウッドで活躍されている日本人スタッフに「日本人がハリウッドで活躍するためには」というテーマの元お話をお聞きしました!
ハリウッドでディレクター(監督)、エディター(編集)としてお仕事をされているJUNYA SAKINO様(DIVERSE PICTURES)
17歳のとき家族旅行でアメリカを訪れた際、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのスタジオトラムツアーを体験したのが転機となり、19歳で単身映画留学(短大)したとのこと。
サキノさんからは日本のマーケットが縮小傾向にあり、多くの映画人がロサンゼルスに拠点を移している話や、エンターテインメントの本場で映画をつくる難しさ、やりがいなど多くのお話をお伺いいたしました。
「誰も教えてくれない世界」であるアメリカでは、「パッション(情熱)」が無いと厳しいというサキノさん。
ご自身が全編英語劇として制作した『SAKE-BOMB(サケボム)』(出演:濱田岳、ユージン・キム)は、2013年世界の才能を発掘することを目的とした映画のコンペティション『サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)映画祭』にてワールドプレミア上映されると、ロサンゼルス・アジアン・パシフィック映画祭2013で最優秀脚本賞、サンディエゴ・アジアン映画祭2013で最優秀作品賞を受賞。日本では2014年に公開されました。
その『SAKE-BOMB』の予告編映像を題材に、日本版とアメリカ版の違いなどを解説していただき、その上で日本は皆が思っている以上に“ガラパゴス状態”であり、今国外で起きている事にアンテナを向けていないとどんどん取り残されるし、淘汰されてしまうと学生へアドバイスをいただきました。
今回、研修に参加している学生の中には、海外で働くことに興味を持つ者も多く、講義後も個人的に質問をする学生の姿がありました。
自分が安心できるコミュニティを離れて、飛び出した人の“熱”を体感することで、それぞれ何か得るものがあったのではないでしょうか。
非常に有意義な時間を共有することができました。
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