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  • 168月

    山道と家屋の合間を抜けると、水平線が広がっていた。

    鎌倉江ノ島探訪記其の弐
    前回はこちらから。

    フィールドワーク実習でやってきた鎌倉・江ノ島。
    鎌倉駅から江ノ電に乗り、江ノ島へと向かいます。

    enoden

    緑のカラーリングがトレードマークの江ノ島電鉄。
    江ノ電での移動時間は30分ほど。
    鎌倉を出発した電車は山道と住宅地の合間を縫いながら進みます。

    稲村ケ崎駅辺りまで着くと、ようやく海が見えてきます。
    山を抜けた先には、海が広がっていました。

    umi

    さらに江ノ電で進むと、第2のスポットである鎌倉高校前に着きました。
    前回に続き、今回も学生の作品を掲載します。


    2013071911110000

    潮のにおい。海のあお。空より深く。波の音、風の音よりも強く聴こえて。
    音はやまず、しろい砂を舞わせば、あおは吹きすさんで。
    あおの通りと灰の道、分けて隔て、繋ぎ会わせるは鉄の線。
    線のうえ、今日も列をなし、車輪は人をのせて。
    カンカンカン。
    人は止まる。波も止む。あおはふさがれ、波は消え、灰の道にたひとり。
    車輪はゆく。ゆくえも知らず、遠く。けれど、空は誰も止められない。
    やがて車輪は消え、あおは姿を見せる。とびかう人のおもい、風は運んで。
    いつも島はすぐそこにうつる。

    鎌倉高校前を発つと、江ノ島はもう目前に。

    江ノ島は藤沢市の片瀬から江ノ島弁天橋と江ノ島大橋で繋がっています。
    江ノ電は橋の先までは通じていないので、江ノ島駅で下車後は歩いて江ノ島まで渡ります。
    渡り終えてそのまままっすぐ進むと、江ノ島神社へ続く坂道が。
    土産物屋や食事処が連なり、休日になると観光客で溢れます。

    その坂をのぼりながら、後ろを振り返ってみましょう。


    2013071912260000

    ここが第3のスポットです。

    驚いた。まさかこんなにも人が多いなんて!
    この坂道は狭いし急だし、後ろからやってきた原付に轢かれそうになるし。
    ちょっと歩きづらいんじゃない? 人とぶつかりそうなくらい、密度が集中してる。
    さっきまでの静かな空気はどこにいってしまったの?
    それでも、これはうるさいってより、賑やかっていうのかもね。
    え、そんなに変わらない? そんなことないよ。だって、ここには笑顔があるもの。
    老若男女様々な笑顔。笑顔が溢れてるって素敵じゃん。
    さすがに誇張してるって? いいんじゃん少しくらい。事実だって含まれてるんだし。
    それじゃ、別のところに向かうとするかな。

    小さな写真では分かりづらいですが、坂の上からは海と弁天橋が顔をのぞかせています。

    今回はここまで。
    次回が探訪記最後の更新となります。
    フィールドワークは江ノ島神社を超え、さらに江ノ島の奥へと進んでいきます。

    木々のざわめきと、打ち寄せた波の砕ける音、
    自然の声が、近づいてきました。

  • 078月

    山の匂い、土の匂い、時が生んだ歴史の匂い。
    そして、かすかに届く潮の香り。

    夏を感じさせる日差しの中、小説・マンガ創作科は鎌倉・江ノ島へとフィールドワークに向かいました。
    鎌倉と言えば、鎌倉幕府。
    最近では1192作ろう鎌倉幕府という語呂合わせも通用しなくなったと聞きますが……。
    しかしそれはまた別の話。

    鎌倉の名所というと、鶴ヶ岡八幡宮や長谷寺、鎌倉大仏などがあります。
    その他にも多くの寺社があり、そういった歴史的建造物は鎌倉駅の周辺や北鎌倉に多いです。
    集合場所の鎌倉駅から少し歩けば、鶴岡八幡宮があります。
    また近年アニメなどでよく取り上げられている江ノ電に乗り、江ノ島まで向かうというのもいいでしょう。
    今回は前述した江ノ島の方へスポットを当ててみたいと思います。

    この日は快晴とは呼べずとも、日差しの強い暑くなりそうな日でした。
    朝の集合とミーティングの様子です。

    shuugoo

    ミーティングを終え、各自目的の場所へと向かいます。
    鎌倉に残るもよし、江ノ島の方に足をのばすもよしです。

    今回は趣向を変えて、学生が課題で提出した作品を掲載しようと思います。
    課題の内容は『指定されたスポットの写真を撮り、そこから生まれるフリーの創作をする』というもの。
    指定箇所は5か所ありますので、その五か所を今後三回の記事に分けて公開していこうかと思います。


    2013071910370000

    平日の昼前だからか、あまり人も多くない。ちらほら見かける人たちは、遠くからの観光客だろうか。
    いや、そうは見えない。なんて、地元民と観光客の見分けなんてつくものか。
    ああ、一つある。お土産コーナーにいる人なら、だいたいの確率で観光客だろう。
    しかし時間帯のこともあってか人は少ない。特にコロッケ屋の前に人は来ない。
    昼ごはんにはまだ早いか。だが僕はお腹が空いてる。そうと決まれば食すのみ。
    とりあえず一番安いのを一つ食べることに。……家の味がするなぁ。

    撮影場所は鎌倉駅構内の江ノ電乗り場の近くにある御土産やです。
    鎌倉コロッケは揚げたての衣がサクッとした、シンプルなポテトの味が一番のウリです。
    描写の中にある、『家の味がする』という言葉がぴったりですね。

    鎌倉江ノ島探訪記第一回はこの辺りで終わりです。
    第二回目はいよいよ、鎌倉を出て江の島へと向かいます。

    潮騒と、海開きと共に大海原へと飛び出す人々の笑声が、遠くから聞こえてきます。 

  • 068月

    8/2.3と小説・マンガ創作科で、ライトノベル作家によるスペシャルトークイベントが行われました。
    8/2のゲストの方は『ベン・トー』シリーズの作者、アサウラ先生。
    3日は、アニメも放送中の『犬とハサミは使いよう』の作者、更伊俊介先生です。

    今回は参加者の方全員にサイン本を配ります。
    ベン・トーの本を積み上げてピラミッドを作ってみました。

    ben

    中心にそびえ立つ、ベン・塔。
    この本一冊一冊に、これからアサウラ先生のサインが記されていきます。

    こちらがそのサインです。

    sain1   sain2

    サインは書く人の個性が良く現れますが、やはりサイン慣れをしている作家さんのサインは美しいですね。
    アサウラ先生は自前の印鑑、更伊先生はイニシャルのSを用いたデザイン付き。

    トークイベントに参加された方は宝物になりますね。

    今回のトークイベントは連日ということで、アサウラ先生は犬とハサミのイラストを残されていきました。
    それがこちらです。

    asaura

    マーカーでこのイラスト……。
    非常に上手で可愛いらしいミニチュアダックスフンドのイラストです。

    翌日、更伊先生も負けじと今度は弁当のイラスト。

    sarai

    一緒に犬とハサミのイラストも頂きました。

    これらのイラストは参加された方にも大変好評で、皆さんカメラで撮影されていました。
    このイベント唯一の撮影許可が下りた時間です。

    トークも非常にためになるものでした。
    作家を志す方、小説家というものに興味を持つ方、様々な形で素晴らしい経験になったかと思います。

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  • 楽しそうですね! レッサーパンダもかわいい!...
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