小説・マンガ創作科サマーセミナー3日目。
ひと夏の取材旅行も折り返し地点、残るは今日と明日の2日。
これまで修学旅行の定番を紹介しましたが、今日は趣向を変えて少し変わったところに行ってみたいと思います。
京都には数多くの神社があります。
昨日紹介した伏見稲荷大社や、八坂神社に北野天満宮など。
その中でも一風変わった鳥居、京都三鳥居のある場所へ行って来ました。
まず最初は京都御苑内にある厳島神社の鳥居から。
鳥居の上の段、笠木と島木が珍しい形をしています。
これは唐破風(からはふ)造りという形式を取っているので、唐破風鳥居と呼ばれています。
膨らむような曲線を描いた造りが特徴です。
続いては木嶋神社にある三柱鳥居を。
この三柱鳥居は読んで字の如く、三本の柱を三角形状に組んだ鳥居です。
三方から拝むことのできる鳥居でもあります。
上から見ると正三角形でできていて、隣り合う鳥居通しが柱を共有しています。
この鳥居は、元糺の池というかつて湧水が豊富だった池の中にあったそうです。
今となっては干からびてしまって、その姿は想像もできませんでした。
三つ目は北野天満宮にある伴氏社の鳥居です。
まずはこの写真から。
一見、何の変哲もない普通の鳥居ですが、注意して見てみると……。
見てください、この真ん中。
額束と呼ばれる部分ですが、上の島木の部分を貫通していることが窺えます。
額束は横木を支えるのが役目ですが、こちらはわざわざ横木をくりぬいているのです。
これも、なぜこのような造りになっているのか、わかりません。
また鳥居の足元、台石と呼ばれる台座の部分が蓮弁の造りになっています。
これら三つの不思議な鳥居が、京都三鳥居と呼ばれるものです。
さて、2013年のサマーセミナーもついに明日が最終日。
悔いのない一日にしたいと思います。
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