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  • 228月

    小説・マンガ創作科サマーセミナー3日目。
    ひと夏の取材旅行も折り返し地点、残るは今日と明日の2日。
    これまで修学旅行の定番を紹介しましたが、今日は趣向を変えて少し変わったところに行ってみたいと思います。

    京都には数多くの神社があります。
    昨日紹介した伏見稲荷大社や、八坂神社に北野天満宮など。
    その中でも一風変わった鳥居、京都三鳥居のある場所へ行って来ました。

    まず最初は京都御苑内にある厳島神社の鳥居から。

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    鳥居の上の段、笠木と島木が珍しい形をしています。
    これは唐破風(からはふ)造りという形式を取っているので、唐破風鳥居と呼ばれています。
    膨らむような曲線を描いた造りが特徴です。

    2_R

    続いては木嶋神社にある三柱鳥居を。

    3_R

    この三柱鳥居は読んで字の如く、三本の柱を三角形状に組んだ鳥居です。
    三方から拝むことのできる鳥居でもあります。
    上から見ると正三角形でできていて、隣り合う鳥居通しが柱を共有しています。
    この鳥居は、元糺の池というかつて湧水が豊富だった池の中にあったそうです。
    今となっては干からびてしまって、その姿は想像もできませんでした。

    三つ目は北野天満宮にある伴氏社の鳥居です。
    まずはこの写真から。

    4_R

    一見、何の変哲もない普通の鳥居ですが、注意して見てみると……。

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    見てください、この真ん中。
    額束と呼ばれる部分ですが、上の島木の部分を貫通していることが窺えます。
    額束は横木を支えるのが役目ですが、こちらはわざわざ横木をくりぬいているのです。
    これも、なぜこのような造りになっているのか、わかりません。
    また鳥居の足元、台石と呼ばれる台座の部分が蓮弁の造りになっています。

    これら三つの不思議な鳥居が、京都三鳥居と呼ばれるものです。

    さて、2013年のサマーセミナーもついに明日が最終日。
    悔いのない一日にしたいと思います。

  • 218月

    平城京より移った都、京都。

    小説・マンガ創作科サマーセミナー2日目、京都です。
    これから3日間京都の地を歩くことになります。
    京都も修学旅行の定番ですので、やはり来たことのある人は多いでしょう。
    昨日に引き続き今日も定番コースを回ってみることにしました。

    まずは京都駅を出て南、伏見稲荷大社へ。
    伏見稲荷大社への訪れ方にもよりますが、JR駅からなら出てすぐに朱色の鳥居が出迎えてくれます。

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    大鳥居をくぐり参道を進むと本殿があります。
    どの建物も朱く塗られていて、見た目も鮮やかです。
    伏見稲荷の目玉と言えば、ご存じ千本鳥居。

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    二本の道を覆い尽くさんばかりに鳥居が建てられています。
    伏見稲荷大社には約1万基もの鳥居があり、その鳥居の道は頂上の一ノ峯にまで続いています。
    一ノ峯までの道のりはおよそ4キロ。
    一周のお参りをするのに2時間ほどかかります。

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    ということで行ってきました。

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    こちらが、頂上一ノ峯の社です。
    序盤は多くの人が頂上を目指していましたが、気付いた頃には誰もいなくなっていました。

    下山後は伏見を離れ、清水寺へと向かいます。
    『清水の舞台から飛び降りる覚悟で』という言葉で有名な清水寺。

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    その舞台から下を見下ろすと、なかなかの高さ。
    実際に飛び降りた人が何人もいるようですが、生存率は実は結構高いとのことですが。

    清水寺の本尊は千手観音像です。
    本堂の中に祀られていました。

    この日も天気が良く、多くの観光客がいました。
    夕方になり、少し雲が出てきました。雲の合間から覗く夕陽がほんのりと清水寺を照らしています。

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    二日目も終わり、サマーセミナーも折り返し。
    最終日は移動の関係であまり長く滞在はできません。
    一日動けるのは明日が最後です。

    悔いのないよう、京都を満喫しましょう。

  • 208月

    飛鳥・奈良時代と都のあった土地、古都奈良。

    小説・マンガ創作科は4日間に掛けて京都・奈良を歩くサマーセミナーが行われます。
    このサマーセミナーの趣旨は、リサーチから表現を生むためのものです。
    編集者から京都に取材旅行をし創作をせよ、というオーダーが出たと仮定しどのように動くかが重要になります。
    作品を創るにあたって、取材は必要不可欠です。
    リアリティのある表現を生むためには、実際に見て歩き、調べることが大切です。
    しかし、ただ自分の行きたいところだけ行くのでは、完成度の高い作品は作れません。
    重要なのは、取り入れたものを自分なりの形で作品にすることなのです。
    現地に足を運ぶことに意義は、そこにあります。

    初日は奈良を回りました。

    奈良というと、最初に思い浮かべるものが大仏さま、という方も多いでしょう。
    奈良の大仏さまこと東大寺盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう)は、名前の通り東大寺にあります。
    新幹線で京都駅に向かい、その後バスで奈良へと移動しました。

    まず最初に、東大寺へと向かいました。
    東大寺は広大な奈良公園の敷地内にあります。
    東大寺の参道でも、多くの野生の鹿が自由気ままに歩いていました。

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    人間に慣れきった鹿は、歩いている人の食べ物や持ち物を食べてしまうことも。
    学生が購入したアイスを食べられしてまう、なんてこともありました。

    金剛力士像が出迎えてくれる南大門を抜け、大仏殿へと続く参道を進むと……。
    大仏殿へ到着しました。

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    拝観料を納め、大仏さまのおられる大仏殿へ進みます。

    DSCF2527_R

    こちらがその大仏さま。
    実際に目にしたことがある人も多いでしょう。
    高さ約15メートル。見上げるほどです。

    東大寺の他に、興福寺にも向かいました。

    興福寺は五重塔で有名で、下の写真は様々なところで取り上げられる東金堂と五重塔です。

    DSCF2464_R

    天気も良く、青空をバックに撮影することができました。
    少し進むと、南円堂があります。
    南円堂は平面が八角形の八角堂という造りで、同じ造りの北円堂もあります。

    DSCF2488_R

    写真は日ざしの関係で少し暗めになってしまいました。

    紹介した建物意外にも多くの歴史的建造物があります。

    奈良・京都は、修学旅行で行ったという人も多いでしょう。
    しかし、中学生の頃に見るものと、今小説を書く自分の目線で見るものとでは見え方も大きく異なります。
    古い建造物の見た目、木の肌触り、においは、直に触れなければわからないことばかりです。
    写真で見ただけではわからないことが数多くあるのです。
    小説・マンガ創作科のサマーセミナーはそういった体験や知識を深めるための、貴重な機会です。

    明日からは京都でに移ります。
    京都の町並、寺社仏閣を歩いていこうと思います。

    この日のお昼は大和茶うどんと素麺でした。

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    冷たく涼しげな料理が、熱くほてった身体を冷ましてくれます。

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  • 楽しそうですね! レッサーパンダもかわいい!...
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