9月2日(水)、小説創作科の授業「幻想小説文学」の校外学習がおこなわれました!
この授業は『実在しないもの』をどうやって小説上にリアルに存在させたらよいかを学ぶ授業です。
今回は、東京藝術大学大学美術館にて開催された
「うらめしや~、冥途のみやげ展」を鑑賞しました。
日本独特の幽霊とは一体どういうものか。
どうやって人々にイメージされ、どんな風に語がり継れてきたのか……。
そのルーツを知ることは、『幽霊』という不確かな存在を小説でえがいていくために欠かせない作業です。
今回の鑑賞では、
有名な日本の怪談話を知ると同時に、さまざまな幽霊画を見ることで、
これまで人々が抱いてきた幽霊のイメージを再確認することができたようです。
館内のようすを写真でお届けできないのが残念ですが、
静かで普通の美術館よりもうす暗く、そしてどこかゾッとするような、雰囲気たっぷりの展覧会でした。
展示されている数々の幽霊画は、不気味でありながら、奇妙な美しさのある作品ばかりです。
中には気に入った幽霊画の前にしばらくたたずむ学生の姿も見られました。
……少し、あぶない気もしますね。
魅せられすぎないよう気をつけながら、
これからの創作活動に活かしていってほしいと思います!