音声のみでドラマチックなストーリーを紡ぐボイスドラマ。
その収録模様を一般公開する『ボイスドラマ公開収録』が、東放学園映画専門学校の夢源祭スペシャルイベントとして行われました。
脚本は本校小説・マンガ創作科の2年生3名が制作。
キャストは、オーディションにより選ばれた専門学校東京アナウンス学院・放送声優科の学生5名。
そして、81プロデュース所属・上田麗奈さん(ハナヤマタ/関谷なる役)、斉藤壮馬さん(残響のテロル/ツエルブ、久見冬二役ほか)、圡田玲央さん(第6回81オーディション優秀賞受賞・本校卒)をお招きして行いました。
当日は東放学園映画専門学校の校舎前に長い待機列が出来ていました。
事前に配布した整理券が開場して5分で終了となるほどで、一番最初に整理券を渡した方はなんと朝5:00から並んでいたとのこと。
当然会場となるレコーディングスタジオの席は満席、立ち見の見学者が周りを囲み、キャストが使う3本のマイクの周辺以外のスペースはほぼ埋まっている状態でした。
そんな熱気あふれる開場で司会を務める篠宮沙絵子さん(放送声優科卒)が開催のアナウンスを告げると、まずは放送声優科の5名の学生によるボイスドラマの収録が始まりました。
お客さんのノリもよく、すばらしい雰囲気で行われたオープニングアクト。皆なかなかの出来だったのではないでしょうか。
そしていよいよメインアクター上田麗奈さん、斉藤壮馬さん、圡田玲央さんが登場。
会場の熱を楽しむかのようにテンションを合わせて自己紹介するのは、さすがイベント慣れしているプロの声優陣。
そして驚いたのは1本目の収録。学校で3名の学生が学園祭のテーマについて話し合うという設定でしたが、台本にないアドリブのオンパレードで進行するというテクニックを披露。3人の息もピッタリで、会場もおおいに盛り上がっていました。
また2本目に収録した高校生の恋愛模様を書いた作品では、台本の展開をしっかりと組んだ上で、三者三様の個性的なキャラクターを演じてくれました。
脚本を担当した学生も、セリフが役者によって声に変換される事、そしてそれがどのようにお客さんに伝わるかを実感出来たことは貴重な経験になったのではないでしょうか。
なにより自分たちが書いた脚本で参加者が楽しんでくれた事が、小説・マンガ創作科の学生たちにとっても一番のプレゼントになったはずです。
スタッフもキャストもお客さんも、みんなが楽しんで良い雰囲気を作り上げてくれた素晴らしいイベントでした。