236月
将来は物書きとして仕事をしたいといった場合も、小説家、脚本家、ライター等様々な方向性があります。また、とにかくテキスト媒体に関わりたいといった希望の場合は、編集者という道も存在します。
本校では、そんな学生の多様な将来に対して、業界・業種に関する知識を深め、選択肢の幅を広げる事を目的として、業界関連企業の説明会を開催しています。
この日は、漫画制作(作画・原作・編集・デジタルコミック化)、出版・編集プロダクション、ゲーム企画・モバイルコンテンツ制作 、WEB・広告・企画・制作、キャラクターデザイン・グラフィックデザイン等々多岐にわたる業務を請け負っている『株式会社サイドランチ』より代表取締役社長・志田隆一郎様をお招きいたしました。
そろそろ将来に関して具体的にイメージしていかなくてはならない2年生(主に小説創作科・アニメーション映像科)が対象ということで、まずは志田様より「仕事とは何か?」という就活生にとって根源的なテーマについてお話がありました。
曰く「仕事とは、自分以外の他者を満足させる行為」とのこと。
自分=主観、他人=客観。つまり客観的視点を持ち、人を楽しませる事に喜びを感じること。それが仕事の醍醐味であるとのこと。
次にそれを前提にして、実際にサイドランチで制作した2Dグラフィックス(イラスト・キャラクターデザイン)の作品の解説をしていただきました。
イラストレーターやデザイナーとして仕事を請け負う際、例えば「メカなんだけどクリーチャーっぽく」というオーダーがあった場合、メカっぽさを強めに出すか、それともクリーチャーっぽさを出すのか。……正解はどちらも出すです。
一発でクライアントの希望に沿った作品を提出することは難しいので、制作側も相手の希望を探るために、まずは作品のバリエーションを用意します。その上で言われたことだけではなく、自分のアイデアも織り込んで行くのがプロとのこと。
なお、実際にイラストの発注書も閲覧させていただきましたが、これがかなり細かい。具体的に指定されている発注もありますが、逆に抽象的な表現での発注もあります。
仕事を請け負う上では、デザイナーとして多彩な絵が書けるということも大事ですが、クライアントの理想像を読み取り、その上理想を超える作品を提出するために、知識量とコミュニケーション力も問われてくるようです。
なお、それはライター志望者も一緒です。
1つのテーマで記事を書く際。普通に正面から書いても面白い記事にはなりません。自分の視点・取材者(取材対象)の視点・そして読者の視点。全ての視点を考慮した上で、狙って斜め上の視点から書く。
プロとアマチュアを隔てる“客観視”という壁をクリアすることができるか、それがこの業界で仕事をする上での条件のひとつになるのではないでしょうか。
志田様、貴重なお話ありがとうございました!
株式会社サイドランチ
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076月
5/26(木)、6/2(木)アニメーション映像科2年生の就職講座にて、企業見学会を開催しました。
今回見学会にご協力いただいた企業は、大手アニメ制作プロダクション「株式会社A-1 Pictures」。
多くの有名作品を手がけている企業ということもあり、早くから見学できることを楽しみにしている学生もいました。
阿佐ヶ谷スタジオ(本社)に到着すると、まずは会議室にて人事のご担当者様より会社概要のご説明がありました。
予め予備知識を持っていた学生もいたとは思いますが、“制作”と“製作”の違い、A-1 Picturesの名前の由来など基礎知識に加えて、インターネットでは得られない社内旅行や内定者研修などの就職後の情報も丁寧にご説明いただき、とても興味深く聞かせていただきました。
その後いよいよ会社内の見学へ移ります。
作画フロア、制作フロア、仕上げや撮影ルームなど実際にアニメが生まれる場所を見て回り、想像どおりだったのか違っていたのか、学生の中にたくさんの思いが湧いた事と思います。
やはり、「百聞一見に如かず」という言葉どおり実際に自分の目で見て感じる事は大きく、特に就職活動まっただ中の学生にとって貴重な経験になったはずです。
お忙しいところ2日間にわたって、このような機会を作っていただいたA-1 Picturesのスタッフの皆様にこの場を借りて感謝いたします。
ありがとうございました!!
株式会社A-1 Pictures公式サイト
095月
4/19(火)に今年度初の学内企業説明会を開催しました。
今回お招きしたのは、NHKの音楽・バラエティ番組を中心に、TV番組やコンサート、PVの映像制作、映像編集を請け負っている株式会社CRAZY TV(クレイジー・ティブィ)。
本校の卒業生も大変お世話になっています。
説明会では、まず総務経理部・人事担当の秋山様より、会社概要の説明と沿革、また新卒採用のスケジュールのご案内がありました。
秋山様曰く自社所有のポストプロダクションスタジオに関しては、年間契約で部屋を抑えられているお客様もいるということで、経営的にも安定しているとのこと。
渋谷や汐留など4つのポストプロダクションスタジオは素敵な外観なので、ぜひテキスト下部リンク先の公式ホームページでご覧くださいね。
そして、映像制作部主任の細居様からは、実際にどのように映像制作の仕事を行っているか、現場目線の貴重な話をお聞きすることができました。
例えば、『音楽番組のLIVEシーン』と『コンサートの映像制作』では、求める画が違っていてむやみやたらに撮影しているわけではないことや、ディレクターだけではなく、カメラマンや編集として番組や作品に関わる場合でも、どうしてそのカットが必要なのか説明が出来ないといけないということなど、スタッフは常にお客さんやアーティストのことを考えて仕事をすることが重要とのこと。
また、細居氏がディレクターを務めたアーティストのドキュメンタリー番組を視聴しつつ、決められた台本が無いドキュメンタリー番組の場合も、事前に作品の核となるテーマ、アーティストの想いやイメージを掴んでおかなければ撮影中に臨機応変に対応出来ないとお話いただき、その妥協しない姿勢にプロ意識を感じました。
本校の学生も、求人案内に関する情報だけではなく、映画やPV、CM等、それぞれ異なる映像を制作する際に留意すべき事などを学ぶことが出来た有意義な説明会となりました。
秋山様、細居様ありがとうございました!
株式会社CRAZY TV(クレイジー・ティブィ)
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